(現 HIGH COAST ハイコースト蒸留所)
本ブランドは、ガイアフローでの取り扱いを終了いたしました。
静岡蒸溜所では、在庫処分50%オフセールを行っております。詳しくは、本ページ商品紹介の部をご覧ください。

ボックス蒸溜所とは —ABOUT BOX DISTILLERY—
スウェーデン北部を流れるオンゲルマン川沿いに位置するボックス蒸溜所。
20世紀初頭、オンゲルマン川沿いの一帯は、世界有数の製材拠点として、広く知られていました。
また、そこには世界中の国や地域へ材木を運搬するための燃料を作る、薪や蒸気を使用した発電所もありました。

それは、1912年から1960年代まで稼働した、古き良き赤レンガの発電所でした。
これらを見たヴァル兄弟は、この地こそウイスキー造りに相応しい場所だと感じ、その発電所を蒸溜所にするのだと決心しました。また、その隣にある製材所ではイギリスへ向けた木箱が製作されていたことから、「ボックス」蒸溜所と名付けられました。

資金調達も含め、準備に数年間を費やしたボックス蒸溜所。
そして順調にウイスキーの製造が始まり、2010年12月2日午前10時18分、ついにその最初のひとしずくが流れ出しました。
今日、ボックス蒸溜所では週6日の稼働、年間100,000リットルのウイスキーを製造しています。
これらのウイスキーは、十分にグローバル・スタンダードと言えるクオリティを持ち、世界的なウイスキー誌でも「世界で最も心を躍らせる、クラフトウイスキー界のスーパールーキーである」と評価されています。

2018年、BOX(ボックス)蒸留所は、名称をHIGH COAST(ハイコースト)蒸留所に変更しました。理由は、有名なボトラー COMPASS BOX からクレームがついたためです。
主な商品

在庫処分のため、静岡蒸溜所にて全品50%OFFセール中!
全てのBOXウイスキーを、静岡蒸溜所 店頭限定で50%オフにて販売中!
静岡蒸溜所の見学ツアーにご参加の方のみ、全品半額にてお買い求めいただけます。
なお、販売は在庫限りとなります。完売の際は、ご容赦ください。

ボックス ダルヴィ バッチ4
BOX Dálvve Batch4 46%
「ダルヴィ」とは、スウェーデンの少数民族サーミ族の言葉で「冬」を意味しており、寒さの厳しいボックス蒸溜所で熟成されるウイスキーの特徴を表現したもの。ボックス蒸溜所のスタンダード商品です。
ダルヴィの特徴は、シリーズを通して、ほのかにピートを効かせてある点にあります。前回のバッチ3同様、ピーテッドタイプのウイスキーを全体の24%使用。
ただし今回は、ピーテッドタイプをファーストフィルのバーボン樽で熟成させています。残りの76%は、アンピーテッドタイプ。こちらも、135ℓと200ℓのファーストフィルのバーボン樽で熟成をさせました。
【基本データ】
24%:ピーテッドタイプ。
200ℓのファーストフィルバーボン樽で4年11ヶ月〜5年2ヶ月強熟成。
76%:アンピーテッドタイプ。
135ℓと200ℓのファーストフィルバーボン樽で4年11ヶ月〜5年4ヶ月弱熟成。
*冷却濾過及び着色はしていません。
アルコール度数:46%
熟成年数:4年11ヶ月(平均5年2ヶ月弱)
使用麦芽フェノール値:0、40ppm
平均フェノール値:10ppm
樽:ファーストフィルバーボン樽
ボトリング本数:12,855本
内容量:700ml

クエルクス 1 ローバー
Quercus 1 Robur 50.8%
クエルクスとは、ラテン語で「オーク(楢)」のこと。この「クエルクス」シリーズは、樽材として使われるオークの種類に着目したものです。熟成させる樽材をそれぞれ限定して、熟成させているのだとか。
第1弾となるのは、こちらの「クエルクス 1 ローバー」。ローバーとは、コモンオークの学名です。その名の通り、コモンオークで造られた新樽でウイスキーを熟成させました。
ワインやコニャックの熟成で使用されることの多いコモンオーク樽。同じようにワイン樽として使用される、ヨーロピアンオークや、フレンチオークなどと混同されることもありますが、含まれるタンニンやオークラクトンの量が異なります。
コモンオークは、タンニンやポリフェノールを多く含み、バニリンやオークラクトンが比較的少ないのが特徴です。そのため、この樽で熟成をさせると、通常よりスパイシーで、甘みの強いウイスキーになります。熟成に使用したコモンオークの新樽は、スウェーデン国内から材を調達し、組み上げたというこだわりが感じられる樽です。
さらに、今回初の試みとして、100%アンピーテッドタイプのウイスキーを使用。ボックス蒸溜所の、丹念につくり込まれた味わいと、樽が与える影響をよりはっきりと感じられる1本です。
【テイスティングノート】
香り:新樽のウッディさ、黒胡椒のような香り。バニラ、クリームブリュレ、ナツメグ。
味わい:スパイシーでピリピリとした胡椒のような味わい。バニラの甘さが広がり、ウッディさと、ナツメグのような味わいが感じられる。
余韻:トウガラシのような風味がほのかに感じられる、ほどよくドライな余韻。
【構成原酒】
100%アンピーテッドウイスキー
200ℓのバーボン樽で4年1ヶ月熟成させた後、40ℓのコモンオークでできた新樽で7ヶ月フィニッシュをかけたもの。
【樽】
200ℓのバーボン樽は、アメリカのケンタッキー州でつくられたもの。コモンオークの新樽は、全てスウェーデン産。スウェーデンの最南端から材を調達し、ThorslundsKaggeという樽メーカーが、40ℓの樽に組み上げました。
2012年から2014年10月までダンネージ式の貯蔵庫で熟成させた後、2017年8月まで乾燥した環境のボックス蒸溜所第3貯蔵庫で熟成。2017年1月17日にバーボン樽から払い出した時点では、アルコール度数は60.4%から55%になっていました。
その後、100樽のスウェーデン産コモンオークの新樽(40ℓ)に詰め替えをしました。スウェーデン産コモンオークの新樽は、ゆっくりと内部を焦がすトースティングをした後、強火で内部を炭化させるチャーリングをしています。100樽のうち、99樽は強めのミディアムトーストをし、残りの1樽はハードトーストをしました。
2017年8月31日に、樽から払い出しをし、ボトリングは、アルコール度数50.8%に調整をしました。クエルクス1ローバーは、9月4日~9月6日にかけて8,229本ボトリングされました。
グラスに注いだ後、少しだけ時間を置いてからお飲みください。また、加水により味わいや香りがより一層引き立ちます。また、冷却濾過やカラーリングは一切していません。
【原材料】
酵母:Fermentis Safwhisky M-1.
アンピーテッド麦芽:ピルスナー麦芽。スウェーデンのハルムスタッドにあるVikingmaltより。
麦芽の種類:Henley、Sebastian
仕込水:Bålsdjön湖の水を、砂と炭のフィルターにかけたもの
冷却水:Ångerman川の水
仕込ロットナンバー:115A-121A、129B-132A
1仕込麦芽使用量:1.2トン
平均発酵時間:ステンレス製発酵槽で80時間
蒸留日:2012年10月3日〜10月12日
ミドルカット開始時間:流出から13分
ミドルカット終了:Alc.67%(20℃)
【基本データ】
アルコール度数:50.8%
熟成年数:4年8ヶ月22日
フェノール値:0ppm
樽:ファーストフィルバーボン樽+コモンオーク新樽
ボトリング本数:8,229本
内容量:500ml

ボックス セカンドステップ コレクション 03
BOX THE 2ND STEP COLLECTION 03 51.3%
完売しました
定番商品のダルヴィ、海外輸出のみの限定商品アーリーデイズに次ぐ、次のステップとしてリリースされたのが、この「セカンドステップコレクション」!
バッチ3は、ピーテッドウイスキーを88%使用し、平均フェノール値は38.6ppm。これまでにないピーティな味わいに仕上げました。
熟成させた樽にも、随所に新しい試みが見られます。樽の焼き加減は、軽く表面を焼いたトースト〜焦がしたチャーまで、さまざま。樽の種類も、スタンダードなバーボン樽に加え、アメリカンオーク樽・ハンガリアンオーク樽の新樽もあります。もちろん、サイズもさまざまで、55リットル〜200リットルまで。
【構成原酒】
67.3%:ピーテッドタイプ。
ファーストフィルの200ℓのバーボン樽で5年3ヶ月熟成。
8.7%:ピーテッドタイプ。
ファーストフィルの135ℓのバーボン樽で5年6ヶ月熟成。
4.8%:アンピーテッドタイプ。
85ℓのミディアム・トーストしたアメリカンオークの新樽で5年2ヶ月熟成。
4.9%:アンピーテッドタイプ。
96ℓのチャーリングしたアメリカンオーク樽で25ヶ月フィニッシュをかけた5年2ヶ月熟成。
2.4%:ピーテッドタイプ。
96ℓのチャーリングしたアメリカンオーク樽で25ヶ月フィニッシュをかけた5年10ヶ月熟成。
7.3%:ピーテッドタイプ。
96ℓのハード・トーストしたアメリカンオーク樽で25ヶ月フィニッシュをかけた5年3ヶ月熟成。
2.3%:ピーテッドタイプ。
55ℓのミディアム・トーストしたハンガリアンオークの新樽で5年4ヶ月熟成。
2.4%:アンピーテッドタイプ。
55ℓのミディアム・トーストしたハンガリアンオークの新樽で5年4ヶ月熟成。
【テイスティングノート】
香り:レザーのような、たっぷりとしたピートが香る。まろやかなバニラ、ほのかに青リンゴ。
味わい:塩味の効いたリコリス、甘いバニラ、熟しきった洋梨、暖かなピートの味わい。
余韻:程よくドライで柔らかなスモーキーさとバニラが残る。

ボックス アドバンストマスタークラス コースNo.2
BOX ADVANCED MASTER CLASS 2015-COURSE No.2 THE MIDDLE CUT 67.5% (5x200ml)
ボックスからの挑戦状!マニア垂涎の特別セット!
ウイスキーで重要な工程のひとつ「蒸留」。蒸留で取り出されるアルコールは、以下の3つに区分されます。
・最初の部分=フォアショッツ
・中間部分=ミドルカット
・最後の部分=フェインツ
このミドルカットで取り出された液体を「ニューポット」と言い、熟成させることでウイスキーとなります。
ボックスのアドバンスドマスタークラスは、このミドルカットをさらにA〜Eの5つに細分化してボトリングしたもの。さらに、ボトルには1〜5のナンバーが振られておりますが、A〜Eがどのボトルに入っているのかは、非公開となっています。
刻一刻と変わりゆく味わいの違いを体感していただくという趣向の特別セットです。
【テイスティングノート】
PART A:
軽く、洋梨や、青リンゴ、フルーティな味わい。
ラズベリーやブラックカラント、青い草のような味わいも。
胡椒のようなピリピリとした刺激と、
ほのかなスモーキーさが残る。
PART B:
最も洋ナシの味わいが強い。カリカリのパン、やや風船ガムのようなケミカルな味わいも感じる。
フルーティさとスモーキーさのバランスが良い。
余韻はフルーティで長く、灰のようなスモーキーさが残る。
PART C:
香りがやや軽くスパイシーに。
病院の待合室のような、ヨウ素系の香り。
ブラックカラントの味わいを初めに感じ、
スモーキーさがより強まっている。
PART D:
薬品臭さがより強まる。プラスチックやネイルポリッシュ。
燻した苔のような味わい。
胡椒のようなピリピリとしたスモーキーさがあるが、
香りは甘く、レザーのような味わいも。
PART E:
ドライでレザーやタバコを感じる。
豆のスープや、苔のような味わい。クレゾールのような薬品臭さ、焚き火のようなスモーキーさがあり、ドライな余韻。