モルトマニアックス・アワード2018受賞アイテム紹介!

3月25日に発表された、モルトマニアックス・アワード2018。ブラックアダーから2アイテム、アスタモリスから1アイテムが、見事栄冠に輝きました!

ブラックアダーは、最高級レンジの「ステートメント スプリングバンク」と、ピーティーな味わいが魅力の「ロッホインダール」。
アスタモリスは、昨年デイブ・ブルームが2018年おすすめボトルに選んだ、東海五十三次シリーズの「カリラ」。
各国のモルトマニアも認める、納得のラインナップです。

そのほかにも、ガイアフローの取り扱いアイテムから、インドのアムルット蒸溜所やオランダのズイダム蒸溜所のモルトが、高得点を獲得しています。そして、今月下旬からリリース予定のスペイサイド蒸溜所のモルトも。

本日は、モルトマニアックス・アワード2018の受賞アイテムのご紹介です。


モルトマニアックス・アワード2018受賞アイテム紹介!


1997年に、ウイスキーのコレクターなどのモルトマニアによって立ち上げられたのが、モルトマニアックス。最大の特徴は、そのメンバーがウイスキーの販売や製造に携わらない「アマチュア」であるということ。これは、単なる一個人として公平なジャッジをするという、発言の独立性を保つためだそうです。

しかし、単なるアマチュアではメンバーになれないのは言わずもがな。当然、ウイスキーの知識や経験が豊富であることが条件になります。
それは、「プロ」になって脱退した歴代のメンバーを見れば、一目瞭然。なんと、ウイスキーライターのデイブ・ブルーム氏や、アスタモリスのバート氏が名を連ねているんです。そんなモルトマニアの評価となれば、期待も高まりますね。

そして、もうひとつの特徴は、評価を全てブラインドで行うということ。
試飲するアイテムの名前は一切知らされず、ウイスキーそのものの味わいだけで評価が決まります。

出展されたアイテムは、まず3つの価格帯によって分けられ、それぞれ6つのカテゴリで評価。つまり、全部で18の区分になります。細かな評価もマニアックですね。

<価格区分>

  • ウルトラ・プレミアム・ウイスキー(200ユーロ以上)
  • プレミアム・ウイスキー (60ユーロ〜200ユーロ未満)
  • デイリードラム(60ユーロ未満)

<カテゴリ>

  • ノン・プラス・ウルトラ賞(最高賞)
  • ベスト・カスク賞(バーボン樽熟成)
  • ベスト・シェリーカスク賞(シェリー樽熟成)
  • ベスト・ピーテッドモルト賞(ピーテッドウイスキー)
  • サムズアップ賞(新作)

さて、そんなマニアックな基準で判定されたウイスキーの中から、見事受賞を果たしたアイテムをご紹介いたします!

ウルトラ・プレミアム・ウイスキー

200ユーロ以上の、高級レンジのウイスキーの中から審査。その中で、ブラックアダーが受賞したのが、コチラ。

<ベスト・シェリーカスク賞>

ブラックアダー ステートメント No.31 ロウカスク スプリングバンク シェリーカスク フィニッシュ 2001 17年 Cask No.130 58.5%
BLACKADDER STATEMENT No.31 RAW CASK SPRINGBANK SHERRY CASK FINISH 2001 17YO Cask No.130 58.5%

※完売御礼!

3月にリリースするも、即完売となったステートメントのスプリングバンク。シェリー樽熟成の部門で、堂々の「ベスト・シェリーカスク賞」を受賞しました!

わずか96本のボトリング。日本には、9本のみの限定入荷でしたので、見つけた方は、幸運かも。
フィニッシュながら、シェリー樽の影響を感じさせる濃い色合いと、フルーティな味わい。バニラやウッディさ、アスファルトのようなタール。濃厚な味わいの1本。

<ベスト・ピーテッドモルト賞>

ブラックアダー ロウカスク ロッホインダール 2007 10年 Cask No.3413 63.3%
BLACKADDER RAW CASK LOCH INDAAL 2007 10YO Cask No.3413 63.3%

ベスト・ピーテッドモルト賞も、ブラックアダーが受賞です!
こちらは、まだ僅かに在庫がございますので、お早めに

ブルックラディで生産される、ヘビリー・ピーテッドのウイスキー。
同じブルックラディのポートシャーロットより、さらに強いピーテッドモルトを使用したもの。

アイラらしいスモーキーさに、ぎゅっと詰まったような麦芽の甘み。香ばしく、フルーティさもある味わいです。

【番外編】
ウルトラ・プレミアム・ウイスキーでポイントを獲得した、その他のモルトもご紹介いたします。

<86ポイント獲得>

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ステートメント ロウカスク ブラドノック 1991 25年 シェリーカスク フィニッシュ 54.3%
STATEMENT NO.29 RAW CASK BLADNOCH 1991 25YO SHERRY CASK FINISH Cask No.8274 54.3%

※完売御礼!

受賞は逃したものの、こちらも86ポイントを獲得した、ステートメントのブラドノック。こちらも、シェリー樽でフィニッシュをかけたもの。

プレミアム・ウイスキー

60ユーロから200ユーロまでのプレミアム・ウイスキー。
2018年に注目を浴びた、アスタモリスのアイテムがベスト・ピーテッドモルト賞を受賞です!

<ベスト・ピーテッドモルト賞>

アスタモリス カリラ 『四日市』 2011/2018 7年 56.1%
Asta Morris for Gaiaflow Caol Ila “Yokkaichi” 7yo 2011/2018 56.1%

※完売御礼!

東海道五十三次の宿場ごとに異なるウイスキーをボトリングしている、東海道五十三次シリーズ。2018年にリリースされた中でも、最も話題となったのが、こちらのシェリーバットで熟成した7年の短熟カリラでした。

本国ベルギーとのシェアボトル。リリース前の試飲でも多くの反響をいただき、瞬く間に売り切れとなってしまいました。かのデイヴ・ブルーム氏が「ウイスキー・オブ・ザ・イヤー2018」の1本として選んだことからも、その実力がうかがえます。

モルトマニアックスのメンバーでもあったバート氏。ぜひチェックしていただきたいボトラーです!

【番外編】
プレミアム・ウイスキーでポイントを獲得した、その他のモルトもご紹介いたします。

<87ポイント獲得>

ブラックアダー ロウカスク ピートリーク アイラ シングルモルト スコッチウイスキー Cask Ref: PR 2018-1 60.3%
BLACKADDER RAW CASK PEAT REEK ISLAY SINGLE MALT SCOTCH WHISKY Cask Ref: PR 2018-1 60.3% 

ブラックアダーがお届けする「ピートリーク」シリーズのひとつ。
ピートリークとは、ピートを焚いた時のスモーキーな香りのこと。ヘヴィリーピーテッド麦芽を使用し、特徴的な香りをそのままボトルに封じ込めました。その名の通りピーティーさを存分に味わえるシリーズです。

こちらは、アイラのシングルモルトをボトリングしたもの。
ノンエイジながら、若々しさのあるフレッシュで華やかな味わいをお愉しみいただけます。

ブラックアダー ピートリーク エンバース アイラ・シングルモルト・スコッチウイスキー シェリーカスク フィニッシュCask Ref: EMB7 58%
BLACKADDER PEAT REEK EMBERS ISLAY SINGLE MALT SCOTCH WHISKY SHERRY CASK FINISH Cask Ref: EMB7 58%

※完売御礼!

ピートリークシリーズの中でも、ひときわ個性が光るウイスキーがボトリングされる「エンバース」シリーズ。こちらのエンバースは、さらにシェリー樽でフィニッシュをかけたもの。
アイラらしい強烈さがありつつ、シェリー樽由来のなめらかで豊かな味わいをお愉しみいただけます。

ブラックアダー ステートメント NO.30 ロウカスク トマーティン 1993 24年 シェリーカスク フィニッシュ Cask ref:9727 53.2%
BLACKADDER STATEMENT NO.30 RAW CASK TOMATIN 1993 24YO SHERRY CASK FINISH Cask ref:9727 53.2%

※完売御礼!

ステートメントシリーズのトマーティン。シェリーカスクでフィニッシュをかけた、24年の長熟もの。こちらも、いち早く完売になったもののひとつ。
やっぱり、いいものはみなさん見逃さないですね。

アムルット シングルモルト ウイスキー スペシャル・リミテッド・エディション マデイラ フィニッシュ 50%
AMRUT INDIAN SINGLE MALT WHISKY Special Limited Edition Madeira Finish 50%

インドの蒸溜所アムルットからも、限定品がランクイン。
オレンジの風味で人気のナーランジに続くのは、マデイラカスクでフィニッシュをかけたウイスキー。マデイラカスクで熟成させたのは、インドのウイスキーでは初めてだそうです。

アムルットらしい、香辛料のようなスパイシーさはそのままに、マデイラカスク由来のフルーティさが溶けあいます。トフィーのような甘さもあり、アムルットの新しい魅力を感じることができます。 

<86ポイント獲得>

アスタモリス フォー ガイアフロー グレンキース 『平塚』 1994/2018 23年 52.5%
Asta Morris for Gaiaflow GlenKeith “Hiratsuka” 1994/2018 23yo 52.5%

こちらも東海道五十三次シリーズから、アスタモリスの長熟グレンキース。オランダの「Passion for Whisky」とのシェアボトルで、リフィルのバーボン樽で23 年熟成させました。

バナナやココナツのような、クリーミーさのある味わいに、ハチミツやシロップのような甘さ。バニラクリームを添えたタルトタタンのような香ばしさ、ミントのような青い香りが後を引く味わい。

<85ポイント獲得>

ブラックアダー ロウカスク スモーキングアイラ ブレンデッド・モルト スコッチウイスキー オロロソカスク フィニッシュCask Ref: SI 2018-05 58.5%
BLACKADDER RAW CASK SMOKING ISLAY BLENDED MALT SCOTCH WHISKY OLOROSO CASK FINISH Cask Ref: SI 2018-05 58.5%

ブラックアダーが厳選した、スモーキーなアイラモルトのシリーズ。
こちらのアイテムは、アイラの蒸溜所のモルトをブレンドし、オロロソシェリーの樽でフィニッシュをかけたもの。
個性的と言われる、アイラモルトそれぞれの味わいが、オロロソカスクでフィニッシュをかけたことで、程よいバランスにまとまっています。お客様ご自身でお確かめいただきたいという、ブラックアダー代表ロビン氏の思いが詰まった1本。

ブラックアダー レッドスネーク ロウカスク レッドネック Cask Ref: Redneck48 スパイシー 59% 
BLACKADDER RED SNAKE RAW CASK Cask Ref: Redneck48 SPICY 59%

ブラックアダーを代表するシリーズのひとつ「レッドスネーク」。
ブラックスネークと同じ蒸溜所のモルトを使用した、バーボン樽熟成のシングルカスクです。

こちらの「レッドネック48」は、通常のレッドスネークよりも、よりスパイシーさを感じる味わい。バーボン樽熟成だからこそ味わえる、シンプルながら奥深い味わいで、ぜひお試しいただきたいアイテムです。
レモンの皮のような苦味と、麦芽の甘さが癖になる1本。

ブラックアダー ロウカスク ブルックラディ 1991 26年 Cask No: 3045 55.2%
BLACKADDER RAW CASK BRUICHLADDICH 1991 26YO Cask No: 3045 55.2% 

アイラ島のウイスキーでは珍しい、ノンピートタイプのウイスキーをリリースするブルックラディ。ブラックアダーのロウカスクシリーズでボトリングされた、1991年に蒸留された長熟の26年ものです。

バニラや麦芽のモルティな甘み、スパイスや青草のような香りや味わいが優しく広がります。

<84ポイント獲得>

ブラックアダー ア ドロップ オブ ジ アイリッシュ
BLACKADDER A DROP OF THE IRISH Cask Ref: DI 2018-1 59.6%

モルティで爽やかな甘さで密かな人気を誇る、ブラックアダーのアイリッシュ。
蒸溜所名は非公開でも、その味わいの確かさが評価されたのは嬉しい限り。

軽い口当たりで、さらりとした舌触り。草原のような青っぽい香りと、爽やかな
甘さ。どなたにでもお勧めできる、やさしい味わいのウイスキーです。

ブラックアダー オールド マン オブ ホイ オーカディアン ロウカスク 2005 12年 Cask ref:OMH2018-1 60.7% 
BLACKADDER THE OLD MAN OF HOY ORCADIAN RAW CASK 2005 12YO Cask ref:OMH2018-1 60.7%

「北の巨人」がヒント!のシングルカスク「オールドマン・オブ・ホイ」シリーズ。原酒不足のためか、リリースが途絶えていましたが、2018年に久々の登場となりました。

「オールドマン・オブ・ホイ」とは、スコットランドのオークニー諸島の島にある奇岩のこと。蒸溜所名を公開していませんが、このアイテム名からオークニー諸島の蒸溜所のモルトであることがわかります。

焼きパイナップルのようなジューシーな甘さに、スモーキーさが溶け合う、珠玉の1本。

<83ポイント獲得>

ブラックアダー ブラックスネーク ヴァット No.3 サードヴェノム 59.7%
BLACKADDER BLACK SNAKE VAT No.3 THIRD VENOM 59.7%

レッドスネークと双璧をなす、「ブラックスネーク」シリーズ。
ブラックスネークは、蒸溜所名を非公開のシングルモルトで、その一風変わった熟成方法からノーエイジ表記しかできません。

その方法とは、「継ぎ足し」と「3分の2ずつのボトリング」。

まず、ファーストフィルのバーボン樽熟成されたシングルモルトを、ヴァット(VAT)と呼ばれるシェリー樽に移し、1年間フィニッシュをかけます。このシェリー樽には、それぞれナンバーが振られており、ヴァットナンバーで管理されています。
その後、シェリー樽の3分の2を取り出し、1回目のボトリング。これを「ヴァット No.”X”  ファーストヴェノム」と呼ぶのです。ヴェノム=毒ヘビを、ボトリングのカウントに使うなんて、ブラックアダーらしいですね。

さて、樽には3分の1残った状態。ここに、同じ蒸溜所のバーボン樽熟成のモルトを継ぎ足します。1年後、2回目のボトリングとして、また3分の2を取り出します。そうすると、「ヴァット No.”X”  セカンドヴェノム」となります。
以降、継ぎ足しとボトリングを繰り返すのです。
使用するモルトを単一にすることで、芯となる味わいを守りつつ、ボトリングごとに味わいが変化していく、他にはないウイスキー。

このブラックスネークの場合は、ヴァットNo.3(3番樽)の3回目のボトリングとなります。3番樽は、オロロソシェリー樽。フィニッシュを重ねつつも、シェリー樽の影響が残る味わいです。

ブラックアダー ブラックスネーク ヴァット No.4 サード ヴェノム 60.3%
BLACKADDER BLACK SNAKE VAT No.4 THIRD VENOM 60.3%

こちらは、ヴァットNo.4(4番樽)の3回目のボトリングとなります。4番樽も、同じくオロロソシェリー樽ですが、凝縮した苦味とオイリーな味わいがさらに強いアイテム。

樽ごとの熟成の違いが感じられます。

デイリードラム

60ユーロまでの、日常で気軽に愉しめる、デイリーなウイスキーのカテゴリ。

【ベスト・シェリーカスク賞】

Millstone Peated (46%, OB, PX Cask)

オランダのズイダム蒸溜所が製造する、シングルモルト「ミルストーン」。ピーテッドのペドロヒメネス樽熟成が、「ベスト・シェリーカスク賞」受賞です!

もともとジンやリキュールなどを造っていたズイダム蒸溜所。そのウイスキーは、「ミルストーン(=石臼)」というブランド名でリリースされています。この名前は、オランダらしい風車を動力とする石臼を使用して原料の麦芽を粉砕することから名付けられました。余計な熱が加わらないため、麦芽の柔らかな風味をそのまま生かしたウイスキーになるそうです。

日本取り扱いアイテムは、コチラから。
ズイダム蒸溜所

実は、ご紹介したアイテム以外にも、ポイント獲得アイテムが!
ズイダムやアムルット、そして4月下旬からリリースを開始予定のスペイサイド蒸溜所は、オフィシャルだけあって、さまざまな限定リリースがあるんです。

たくさんの美味しいウイスキーがあるからこそ、一期一会を大事にしたいですね♪

モルトマニアックス・アワード2018のランキング詳細は、こちらからどうぞ。
モルトマニアックス・アワード2018

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