【イベント】ウイスキーラバーズ名古屋2020に出展します!

年明け第一弾の大きなイベントといえば、ウイスキーラバーズ名古屋。今年で第4回を迎え、ますますの盛り上がりをみせています!
そんなイベントに、今年も出展いたします。静岡蒸溜所でしか購入できない、限定商品もご用意していますので、お楽しみに♪

本日はウイスキーラバーズ名古屋2020出展のお知らせです!


ウイスキーラバーズ名古屋2020に出展します!


日時:2020年1月19日(日)11:00〜17:00 ※最終入場時間16:00
場所:名古屋市中小企業振興会館1F「吹上ホール」

〒464-0856 愛知県名古屋市千種区吹上二丁目6番3号

入場料:前売券 4,000円/当日券 5,000円

チケットの購入はこちらから!
チケットぴあ イープラス

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【レポート】ガイアフロー BASA プロフェッショナル・セミナー in 東京を開催しました!

飲食店業界で働く「プロ」の方を対象とした、ガイアフロー BASA プロフェッショナル・セミナー in 東京
おかげさまで、たくさんの方に参加していただくことができました。キャンセルもなく、満員御礼!ありがとうございました♪

そんなセミナーの様子を、本日はまとめてご紹介。
それぞれのセミナーの詳細は、別の記事で全文を掲載しますので、そちらもお楽しみに☆


ガイアフロー BASA プロフェッショナル・セミナー in 東京を開催しました!


■開催日:2019年11月18日(月)
■タイムスケジュール
・13:00〜14:30 【ボトラーの部】ブラックアダー&アスタモリス
・15:00〜16:30 【蒸溜所の部】アムルット&静岡蒸溜所
■場所:TKP汐留新橋ビジネスセンター「カンファレンスルーム102」
〒105-0004
東京都港区新橋4-24-8 2東洋海事ビル 1F

二部制で開催した、今回のセミナー。
ボトラーの部として、ブラックアダー&アスタモリス。そして、蒸溜所の部として、アムルット&静岡蒸溜所。
各ブランド45分ずつ、1コマ90分の濃密なセミナーとなりました。

【ボトラーの部
ブラックアダー&アスタモリス

ボトラーの部の前半は、ブラックアダー代表のロビン・トゥチェック氏から。

ブラックアダーの設立は、1995年。きっかけとなったのは、1992年に訪れたグレングラント蒸留所だそうです。
そこで味わったのは、冷却濾過や着色をしてないウイスキー。今まで味わったことがない、そのおいしさに感動し、ブラックアダーが誕生しました。

<ブラックアダー テイスティングアイテム>
ブラックアダー パフアダー ブレンデッドモルト スコッチウイスキー Batch ref:PA01 46%
BLACKADDER PUFF ADDER BLENDED MALT SCOTCH WHISKY Batch ref:PA01 46%
ブラックアダー ブラックスネーク ヴァット No.9 セカンドヴェノム ボトルド エクスクルーシブリー フォー ジャパン 58.7%
BLACKADDER BLACK SNAKE VAT No.9 2ND VENOM BOTTLED EXCLUSIVELY FOR JAPAN 58.7%
ブラックアダー オールド マン オブ ホイ オーカディアン ロウカスク 2005 12年 Cask ref:OMH2018-1 60.7% 
BLACKADDER THE OLD MAN OF HOY ORCADIAN RAW CASK 2005 12YO Cask ref:OMH2018-1 60.7%

ロビン氏の信条とするのは、「The Cask is King(樽は王様)」。ウイスキーは、樽からの影響を強く受けている、と樽の重要性を熱く語ってくれました!

ブラックアダーの新しいブレンデッドウイスキー、パフアダー。
スモーキーさのある味わいは、ストレートでも美味しいですが、別の楽しみ方も。
それは、ハイボール。ウイスキーの楽しみ方として、すっかり定着しましたよね。パフアダーのスモーキーさは、ソーダとの相性がすごくいいんだとか!

ブラックアダーの真骨頂でもある、ロウカスクシリーズ。設立のきっかけとも言える、冷却濾過、着色を一切しないという信念のもとボトリングされています。
揺るぎないロビン氏のポリシーを、みなさん真剣な表情で聞いていました。

そして、時折挟まれるロビン氏のジョーク。みなさんの笑い声に会場が包まれる、とても和やかなムードのセミナーでした♪

セミナー全文は、こちらから。
ブラックアダー編セミナー全文

ボトラーの部の後半は、アスタモリス代表のバート・ ブラネル氏です。

ウイスキーとの出会いは、1994年。バート氏が、19歳の時(ベルギーでは、ビール・ワインは16歳から、蒸留酒は18歳以上で購入が可能)。
「恋に落ちた」と表現するほど、ウイスキーの味わいに衝撃を受けたそう。

その後、1999年にウイスキークラブを設立。モルトマニアックスも立ち上げるなど、精力的に活動をしていました。
そんなある日、今までにない味わいのベンリアックに出会います。「このベンリアックを、自分でボトリングしたい!」と思うような、感動の味わい。この出会いがきっかけとなり、2009年にアスタモリスが誕生しました。

<アスタモリス テイスティングアイテム>
アスタモリス フォー ガイアフロー グレンゴイン 「土山」 9年 2007/2016 48%
Asta Morris for Gaiaflow Glengoyne “Tsuchiyama” 9yo 2007/2016 48%
・アスタモリス フォー ガイアフロー マクダフ 『庄野』 14年 2002/2017 52%
Asta Morris for Gaiaflow Macduff “Shono” 14yo 2002/2017 52%
アスタモリス フォー ガイアフロー シングルオークニー モルト 「大磯」 11年 2007/2019 58%
Asta Morris for Gaiaflow Single Orkney Malt “Oiso” 11yo 2007/2019 58%
・アスタモリス×秩父

テイスティングとは、「楽しむもの」と考えるバート氏。それぞれのアイテムが持つ、いい面をもっと感じよう!と思いながら、味わっているそうです。
批判ではなく、ポジティブに美味しさを捉えるという姿勢は、バート氏の人柄が垣間見えますね。
これには、ブラックアダーのロビン氏も「その通り!」と声を上げていました。

さてさて、注目の「アスタモリス×秩父」も。本数の限られるボトルですが、今回セミナーのために解禁!!!
バーボン樽で、7年熟成。「バーボン樽には、秩父の個性がより出ている」とバート氏。みんなで乾杯をしました。

ブラックアダーとアスタモリス。それぞれのブランドの成り立ちから、たっぷり語った90分。
【ボトラーの部】の名前にふさわしい、個性が光るセミナーでした!

セミナー全文は、こちらから。
アスタモリス編セミナー全文

【蒸溜所の部】
アムルット&静岡蒸溜

蒸溜所の部の前半は、インドのアムルット蒸溜所。アンバサダーのガンガ・プラサド氏が、講師をつとめます。

インドのバンガロールにある、アムルット蒸溜所。1948年に設立し、1980年代からはブレンデッドウイスキーを製造していました。
2004年からは、インド初のシングルモルトウイスキーをリリースしています。

<アムルット テイスティングアイテム>
アムルット インディアン シングルモルト ウイスキー 46%
AMRUT SINGLE MALT INDIAN WHISKY 46%
アムルット フュージョン 50%
AMRUT Fusion 50%
・アムルット ナーランジ シングルモルトウイスキー 50%
AMRUT NAARANGI SINGLE MALT WHISKY 50%

アムルットと言えば、暑い気温と、標高の高さ。熟成環境は、スコットランドとは全く異なります。
その環境の違いは、味わいにも大きな影響を与えています。

温暖な気候のインドではエンジェルズシェアは約10〜12%、なんとスコットランドの倍以上!

しかし、そんな環境だからこそ挑戦できることがある、とガンガ氏。
アンピーテッドのインディアン・ウイスキーに使用する麦芽は、ヒマラヤ山脈の麓で育ったインド産の麦芽。世界初の、オレンジの風味のするナーランジ。オフィシャルだからこそできる、さまざまな試みについて教えていただきました。

特殊なウイスキー造りができる一方で、その環境がリスクにもなってしまう。挑戦の裏に見える苦悩も、また一つのウイスキー造りのロマンのように感じました。

そしていよいよ最後。
蒸溜所の部の後半は、ガイアフロー静岡蒸溜所代表の中村大航が登場です。

現在熟成中のカスクサンプル3種類を用意しました。これまでの試行錯誤とこれからの新たなる試みを、みなさんにお伝えできていたらうれしいです。

次回は、沖縄!
2019年12月9日開催です。
詳しくは、こちらから。
ガイアフローセミナー in 沖縄を開催します!

ガイアフローセミナー in 沖縄を開催します!

沖縄イベントに合わせ、12月9日(月)に「ガイアフローセミナー in 沖縄」を開催します。
ガイアフローにとっても、沖縄では初のセミナー。飲食業界で働く「プロ」のみなさまに、テイスティングを交えご紹介しますよ♪

ご提供するのは、全8種。注目のアスタモリスのボトルも!!!
ガイアフローを知りつくせる90分のセミナーです。

本日は、初開催となる沖縄セミナーのお知らせです。


ガイアフローセミナー in 沖縄開催します!


■日時:2019年12月9日(月)15:00~16:30
(受付14:45~) 
■場所:沖縄バス本社ビル
〒900−0021
沖縄県那覇市泉崎1丁目10番16号沖縄バス本社ビル3階305号室
■対象:飲食業界で働かれている方
(一般の方はご参加いただけません)
・当日は、お名刺をご持参の上お越しください
■申し込み方法:WHISKY PORTにて
ガイアフローセミナー in 沖縄 参加申し込みページ
■参加費:無料
■試飲アイテム:8種類

講師はもちろん、ガイアフロー代表の中村大航。

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ご提供するのは、以下の6ブランドから全8アイテム。

<提供アイテム(予定)>

  • ハイランドクイーン(スコットランド)
  • スペイ(スコットランド/オフィシャル)
  • ブラックアダー(スコットランド/ボトラー)
  • アスタモリス(ベルギー/ボトラー)
  • アムルット(インド/オフィシャル)
  • ガイアフロー静岡蒸溜所(日本)

スコットランドのオフィシャルものから、レアなボトラー、ウイスキー新興国インドの蒸溜所。そして2016年からウイスキー造りを開始した、静岡蒸溜所。それぞれのブランドを象徴するような、特 徴あるアイテムをお持ちします。

「アスタモリス×秩父×ぴょん吉」限定ボトル、試飲できます!

先日の東京のイベントで、初お披露目となったこちら。
設立10周年を迎えたベルギーのボトラー アスタモリスと、秩父のベンチャーウイスキー様がコラボしたアイテムです。今回は、日本のアニメ「ど根性ガエル」に登場するカエルのキャラクター「ぴょん吉」ともコラボ。

ポップな見た目に、釘付けになる方が続出!
12月中旬に限定発売されるこちらのアイテムも、試飲のラインナップ入り。この機会にお試しくださいね。
また、こちらの商品の詳細は、リンク先からどうぞ。
アスタモリス10周年!秩父記念ボトルのリリース決定!

今から待ち遠しい沖縄セミナー。
みなさまのお越しを、心よりお待ちしております。

お申し込みは、こちらから。
ガイアフローセミナー in 沖縄 参加申し込みページ

【イベント】沖縄ウイスキー&スピリッツフェスティバル2019に出展します!

12月8日(日)は、国内でもウイスキーイベントが!今年初開催を迎えるその場所は…

なんと「沖縄県」!!!

本日は、日本南端で初めて開催されるウイスキーイベント「沖縄ウイスキー&スピリッツフェスティバル2019」のご案内です。


沖縄ウイスキー&スピリッツフェスティバル2019に出展します!


日時:2019年12月8日(日)11:30〜17:00
場所:パシフィックホテル沖縄
〒900-0036 沖縄県那覇市西3-6-1
入場料
前売券:3,500円 (オリジナルグラス&ネックストラップ付)

【チケット購入&スペシャルセミナー申し込み】
https://t.livepocket.jp/e/okinawa

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ガイアフロー BASA プロフェッショナル・セミナー in 東京 【アスタモリス編】

ガイアフロー BASA プロフェッショナル・セミナー in 東京(2019年11月19日開催)のアスタモリス編として、セミナー全文を掲載します。


ガイアフロー BASA
プロフェッショナル・セミナー in 東京
【アスタモリス編】
話し手:アスタモリス
代表 バート・ブラネル氏


みなさん、おはようございます。アスタモリスです。
このセミナーを、どうやって始めようか、ちょっと考えているところです。というのも、ロビンの後だとかなりプレゼンがしにくいから(笑)。

私がウイスキーを飲み始めたのは、1994年、19歳の頃。
それまでは、アルコールは一滴も飲んだことがありませんでした。私の妻は、だから好きになった、と言ってたんですけどね(笑)

ある日、隠れ家的バーで働いている友人が、「バート、ウイスキーを試してみないか」と声を掛けてきたのです。
「僕がアルコールを飲まないのを知っているだろ? なんでそんなことを聞くんだよ。」

でも、その友人は熱心に説得してきました。ウイスキーとはこういうもので、こういう特色があって、と。
それで、「いいよ。持ってきてよ。」と言った私に、友人はジャックダニエルのシングルバレルを持ってきました。

味わった瞬間、電撃が走るようでした!
一瞬で恋に落ち、ウイスキーを愛してしまっていました。

その1週間後に、2回目のウイスキーをそのバーで味わいました。さらにその後、3回目のウイスキーを体験をしました。
でも、そのバーには3つしかウイスキーが置いてなかったんです。なので、もう他のウイスキーを試すことができない。

それで、今度は自分でウイスキーのボトルを買うことにしました。1本買って、2本目を買って、3本目、4本目…というように。

ある日、とうとう、スコットランドに行こう!と決意しました。アイラ島に1週間。どうしても、ボウモアと、ラガヴーリン、ブルックラディの3つの蒸溜所にに行ってみたかったからです。これは、自分が味わったことがある蒸溜所でもありました。

1998年、遠い昔の20代だった自分にとっては、その3つだけが重要だったんです。そのほかの蒸溜所は、名前も発音できないくらい。

初めて知った蒸溜所のウイスキーは、すごくピーティー。その味わいに夢中になりました。滞在中は、とにかく知らない味わいのウイスキーを、たくさんテイスティングをしました。そして、スーツケースをウイスキーのボトルでパンパンにして、ベルギーに帰りました。

その後、1999年に、ウイスキーのクラブを立ち上げました。
それから、ウイスキーの雑誌の刊行とブログの開設をしました。ブログは、モルトマニアックスと言って、ウイスキーに関する記事を英語でアップするものです。さまざまな国の24人のライターが書いた記事を、世界中の人が見ることができます。

この時、世界トップ5に入るほど素晴らしい蒸溜所に巡り合った時期でもありました。それは、インドのバンガロールにある蒸溜所(アムルット)です。

モルトマニアックスでは、200を超える銘柄のウイスキーをブランドでテイスティングし、審査をするというようなことも始めました。その結果を公表し、メダルを授与するのです。

審査銘柄の中には、ブラックアダーも含まれています。
そして、アムルットも。アムルットは、いつも高得点を獲得していました。2005年〜2006年頃に、インドの男性誌に招待されて、アムルットの記事を書いたこともあります。蒸留所を見学して、インタビューしたんですよ。

そして、2008年。私は、ベンリアック蒸留所にいました。1975年蒸留の樽からサンプリングをし、テイスティングをしていたのです。
信じられないほど美味しくて、自分のブランドを立ち上げようと思いました。その日が、アスタモリスが誕生した日です。
その樽を買って、初めてボトリングをしました。そこで思ったのが、「一体誰が、この見ず知らずのボトルを買うんだろうか」ということ。
でも、1週間後には完売。これが、アスタモリスの誕生秘話です。

その2年後のある日、facebookのメッセンジャー経由で連絡がありました。日本からで、面識のない人です。
「日本向けボトルのサンプルが欲しい」という内容に、ジョークかと思いました。友達が、ドッキリを仕掛けているのかと思ったくらいでした。
言われた住所にサンプルを送って、2週間後、「ボトリングをお願いしたい」と、連絡がありました。まだジョークだと思っていました。
信じられないまま請求書を送ったら、2日後に入金があったので、「ドッキリじゃない!」とわかりました(笑)。

その時の樽は、ボトリングされて日本へ。
2ヶ月後、今度は大航さん(ガイアフロー代表の中村大航)から、お誘いがありました。2014年9月に、東京インターナショナル・バー・ショーというイベントがあるから、来てみないかというのです。OK!と言って、日本に来ました。私は、いつもOKというようにしてるんです。

バー・ショーは、2日間。でも、誰も私に話しかけてくれませんでした。手を前に組んで、ずっと立っていただけ。
その時に、日本独特の文化があることを知りました。自分のことを知ってもらうことで、コミュニケーションが取れる、というような。なので、みなさんに覚えてもらえるよう、何度も顔をあわせる必要があると考えました。

初来日時、イングランドから来た人がいるという話を聞きました。その人の名前は、ロビン・トゥチェックです。

ロビン氏:「イギリス人は、そんなにいっぱい日本にいないよ」

まぁまぁ、先にもうちょっと話をさせてよ。

ロビンが教えてくれたのは、「日本というのは何度でも戻りたくなってしまうような魅力的な国」ということ。最初は、「はいはい、わかる、わかる」とお世辞だと思って聞いていたのです。
1週間後にベルギーに帰ってから、ロビンに「君が言ったこと覚えている?」と聞いてみました。ロビンは「よく覚えているよ」と。それで、言ったのは「教えてくれたよりも、ずっとひどい。(1週間しか経ってないのに)僕はもう日本に戻りたいと思ってるよ」。

初来日の時は年に1回、2年目は2回、3年目は3回。何度でも、日本に行きたくなってしまう。いつも僕を温かく迎え入れてくださって、ありがとうございます。そして、日本でたくさんの素晴らしいバーも発見することができました。

さっきロビンは、いくつかベルギーについてのジョークを言っていましたよね。私には、その理由がわかっているんです。昨年の、サッカーのワールドカップが原因です。ベルギーがイングランドを打ち負かしていたので、スコットランドを含めて、みんなベルギーを羨んでいるんですね。2週間で2回勝ってますから(笑)

さて、そろそろ、テイスティングを始めましょう。
先ほどたくさんのことをロビンが教えてくれましたが、私の伝えたいことも同じことなんです。
ロビンと僕は、ボトラーで、大体同じようなことをしています。ロビンの方が、きちんと仕事をしてるかもしれないけど(笑)。ロビンはさっき、「ウイスキーは楽しむことが第一」と言っていましたが、これは本当にその通りだと思います。

たまに、こんな人がいますよね?香りを嗅いで、点数を付けているような。そんな人を見ていると、楽しむことを忘れているんじゃないかなと思います。テイスティングした時に、「これはイマイチ」「こっちは、ちょっとマシ」「はい、次は…」というような、悪い面ばかり見るような人とか。

そうではなく、そのウイスキーのいい面を、もっと見て欲しいと思います。いい面を感じられると楽しいし、笑顔になれるから。その結果、ポジティブな人は、もっとポジティブになれるのではないでしょうか。それは、生き方にもつながることです。粗探しをしていると、やっぱりネガティブになっていくような気がします。

一番最初のウイスキーは、グレンゴインです。
グレンゴインは、とても「典型的」な蒸溜所。その理由は、ハイランドで蒸留されて、ローランドで熟成されるから。
グレンゴインの蒸溜所は、ローランドとハイランドの境目にある蒸溜所なんです。ローランドウイスキーなのか、ハイランドウイスキーなのか、悩むところですね。蒸留はハイランドでしているということを考えると、ハイランドウイスキーといった方がいいと私は思っていますけど。

アスタモリス フォー ガイアフロー グレンゴイン 「土山」 9年 2007/2016 48%
Asta Morris for Gaiaflow Glengoyne “Tsuchiyama” 9yo 2007/2016 48%

このグレンゴインは、リフィルのバーボン樽(2回目の樽詰め)で熟成されたものです。樽の成分の影響を比較的少なくしたい場合に、このようなリフィルの樽を使用します。蒸溜所そのものの個性を、うまく引き出すような役割を果たしてくれるのです。
ファーストフィルのバーボン樽(1回目の樽詰め)のような、まだ成分が樽に残っているような場合は、かえって蒸溜所の個性をかき消してしまうようなこともあります。

そう言えば、大企業のマーケティング広告を見て、笑ってしまうことがありました。
雑誌社の友人が、ある時、ある大手企業のウイスキーの記事を書いたんです。蒸溜所のマネージャーが、ボトリングをするために熟成庫に連れていってくれたそうなのですが、その時に、一緒に連れていった犬が粗相をしてしまったというんです。そんなことをコラムで大々的に取り上げるなんて!(笑)

でも、その記事でさらに面白かったのは、大手企業のマネージャーがボトリングした商品を「自らの手で選び抜いた(Hand selected)」と表現していたこと。とても大きな会社なのに、どうやってひとつひとつ選べるの?と思いました。

同様に、「クラフト」という言葉も、よく広告で使用されていますね。クラフト=小さいというイメージを持ちがちですが、小さい=良いではないわけです。私も、小さなスケールでビールを造ったりしますけど、必ずしも美味しいわけではありません。

さて、グレンゴインの話に戻りましょう。リフィルのバーボン樽で熟成させたものですよね。このウイスキーに対する、みなさんの印象を教えてもらえませんか?

テイスティングというのは、とても個人的なものだと思っています。味わいを表現することはできますが、実際どのような味なのかを完璧に共有することはできませんから。

どんな樽を選ぶか、それぞれの好みです。ウイスキーにコーラを入れる人もいますが、それも好みじゃないでしょうか。

ガンガ氏:「私なら許せないね。撃ち殺してしまうよ!(笑)」
中村大航:「そういえば、バートは、ダイエットコークを飲みながら、テイスティングしてたことがあったよね(笑)」

そう、ダイエットコークを飲みながら、テイスティングすることもありますよ。モルトマニアックスのテイスティングの時は、6つずつグラスが用意されています。1つずつノートをとって、審査をするんです。そんな時、ダイエットコークを間に飲んで、口の中をリセットしているんです。新しいものを飲むときには、いつも同じ状態から始めます。

今日、もし私が死ぬようなことがあったら、犯人は多分、ガンガですね(笑)。

次のウイスキーは、マクダフです。
これは2002年蒸留、2017年にボトリングされた14年もの。マクダフ蒸溜所というのは、港町にある蒸溜所で、港町の名前も同じくマクダフといいます。
先ほどと同じくバーボン樽ですが、より容量の大きいホッグスヘッドサイズの樽を使用しています。ホッグスヘッドの容量は、250ℓ。

アスタモリス フォー ガイアフロー マクダフ 『庄野』 14年 2002/2017 52%
Asta Morris for Gaiaflow Macduff “Shono” 14yo 2002/2017 52%

ロビンも私も、バーボン樽が好きですし、バーボン樽こそが王様と思っています。ということは、シェリー樽は女王かな。……これはジョークね。

このマクダフは、とっても、ものすごくフルーティー。バナナ、柑橘系、そしてマクダフ蒸留所の個性がよく感じられます。見ての通り着色も、冷却濾過もしていません。脂肪分と油分を残して、浮遊物だけを取り除いています。

ここでお話ししておきたいのは、水とウイスキーについてです。もしウイスキーの味が少し強かったり、あるいは少しアルコールが強くスパイシーに感じたら、何滴か水を足してください。自分にあった度数に調整して、好みの味わいを楽しんでくださいね。

昔、ジム・マーレイのテイスティング会に参加したことがあります。そのときに彼が言っていたのは、「加水をしないように」ということ。

3ヶ月後に、今度はジム・マッキュワンのセミナーに参加しました。ジム・マッキュワンと言えば、ブラックボウモアやボウモアフィノ、ホワイトボウモアなどを蒸留した伝説的な人物。その彼は、いつも必ず「水を足してください」と言っていたんです。

2人のジムの話に、かつての私は混乱しました(笑)でも、グラスの中に入ったウイスキーは、あなたのウイスキー。水を足すのも、足さないのも、自分で決めていいんです。

ロビンも説明していましたが、油分や脂肪分は、香りや味わいの元となります。加水をすると、香りが立ち上ってきます。

おすすめしないのは、氷を入れること。入れてしまった場合は、違った結果となります。氷の周りに、香りの元となる油分が集まって、ウイスキーの複雑な味わいがなくなってしまうのです。このような理由から、氷を足すことはおすすめしません。

ロビン氏:「加水する水の温度も、重要なポイント。常温の水を足すか、冷たい水を足すかによって、味もかなり変わってくる」

そうそう、それも同じこと。

アスタモリスでは、私自身の好みのと思われる量の加水をして、ボトリングをしています。45%、46%と一律に加水するブランドもありますが、本来それぞれ樽ごとに異なる個性があると思います。そのため、それぞれの味わいが開く度数になるよう、一つ一つ丁寧に調整をしています。

カスクストレングスでいいものはそのままでボトリングします。そのほかにも59%だったり、52%だったり。それぞれの個性が生きるよう、少しずつ調整しながら、ボトリングの度数を決めています。

でも、46%以下にすることはありません。40%でウイスキーをボトリングするなんてことは、法律で禁止されるべき!と思うくらいです。そんなことをする蒸溜所やボトラーは、脚に銃弾を撃ち込まれてもいいんじゃないでしょうか(笑)

3つ目のウイスキーは、「オークニー島のウイスキー」。
どこの蒸溜所のもの?というのは、よく聞かれます。ひとつヒントをあげましょう。蒸溜所の名前を言うことはできませんが、蒸留された2007年は、島内に2つある蒸溜所の内の1つ、スキャパ蒸溜所は休止していました。

アスタモリス フォー ガイアフロー シングルオークニー モルト 「大磯」 11年 2007/2019 58%
Asta Morris for Gaiaflow Single Orkney Malt “Oiso” 11yo 2007/2019 58%

この蒸溜所の特徴でもありますが、ピートの強さは、ローランド地方のノンピートのものとアイラのヘヴィリーピーテッドのものの、ちょうど中間くらいのように感じます。とてもエレガントで優しいピートの味わいと、ワクシーさ。ダルユーインやクライネリッシュのような印象もありますね。ディーンストンも、たまにこんな感じのものがあります。オランダのことわざで「ロバは、同じ岩にはぶつからない」というものがありますが、私の場合、ウイスキーに限っては、同じようなものに5回はあたっていますね。

この蒸溜所のウイスキーは、通常はブレンデッドウイスキーの原酒として使用されます。例えば、フェイマス・グラウスとか。まぁ、それでも蒸溜所名は言えませんけどね。

個人的に、私はこのウイスキーがとても気に入っています。自分の好きな味わいのウイスキーをボトリングするのが、インデペンデンボトラーですから。そして、ブラックアダーも、アスタモリスもそれぞれの好みに合うようなものを選んでいます。「自らの手で選び抜いた(Hand selected)」ということです。

ロビン氏:「どっちの手?」

ロビン!いつも私のことを見てるからわかるでしょう?左手ですよ(笑)
そんなに茶化して、まだ、ベルギーがサッカーで勝ったことを恨んでるんだね。

ロビン氏:「そんな大したことじゃない」
ガンガ氏:「1年前は、逆だったじゃないか。ベルギーが負けたでしょ?」

まぁまぁ、落ち着いて。
最後にご紹介するのは、みなさんご存知の蒸溜所、秩父です。(シャッター音がたくさんするので)ロックスターのようですね。ラベルのカエルは、「ぴょん吉」と言います。なので、言うなれば「ぴょんき秩父」です。

これで3回目となる、秩父とのコラボです。このぴょん吉ラベルに至るまで、ものすごく変わったいきさつがありました。

アスタモリスのラベルには、必ずカエルが描かれています。いつも同じカエルだったのですが、ある日突然、ぴょん吉からのメッセージを感じました。ぜひラベルで使いたいと思って、日本の友人に依頼して、ぴょん吉の著作権者と連絡を取ってもらいました。著作権者との打ち合わせをし、ボトル1本を使用料として渡すことになりました。なかなかお得な条件ですよね(笑)

ぴょんき秩父は、お手元にあるプラスチックカップに入っています。私は、5回目のテイスティングとなります。サンプルでもらったものを家でテイスティングをしたり、ウイスキーフェスティバル後にもテイスティングしました。

こちらも、樽はバーボン樽です。光栄なことに、これで3回目のコラボとなりますが、これまでの3回とも、全てバーボン樽熟成のウイスキーでした。好みはありますが、私は秩父のウイスキーは、バーボン樽熟成の方が好みです。秩父の個性が、よりはっきりと出ていると感じています。

最初のものは5年、2回目のものが6年、今回のものは7年になります。
実は、「アスタモリス×秩父の30周年記念コラボ商品の27年熟成」です。冗談ですけどね(笑)。

さて、アスタモリスのウイスキーをテイスティングしていただいて、ありがとうございました。あらためて、みんなで秩父で乾杯しましょう。

会場一同:「カンパイ!」