アムルット最高峰!グリーディーエンジェルズ

ここ数日、じわっとした暑さが続いている静岡蒸溜所。湿気も多くなってきて、梅雨の訪れを予感させます。
みなさんご存知のように、ウイスキーにとって「気温」と「湿度」はとっても大事な要素!これによって熟成の具合は、大きく変わってくるのです。

暑いところでのウイスキー造りといえば、インドのアムルット蒸溜所。
香辛料のようなスパイシーさが人気ですが、短熟ものばかりではないんですよ♪実は、特別な長期熟成ものもあるんです。

本日は、アムルットの最高峰ともいえる グリーディーエンジェルズのご紹介です。


アムルット最高峰!グリーディーエンジェルズ


インドの南部バンガロールにある、アムルット蒸溜所。
スコットランドに比べて、気温が高く湿度が低いことから、エンジェルズシェア(=天使のわけまえ) は、年間で10〜16%に達します。エンジェルズシェアが多いということは、それだけ熟成が早く進むということ。
スコットランドと比べて、3倍のスピードで進むともいわれています。

このようなことから、アムルットの熟成レンジのメインは4年〜5年。これ以上になると、樽の影響を受けすぎるものが増えてきてしまうそうです。熟成期間が長ければ良いわけではない、というのもウイスキーの面白いところですよね。

そんな中でも、例外はあります。たくさんある樽の中から、過酷な環境に耐えて素晴らしい熟成をみせるものが出るんだとか。
このような特別な原酒は、長期熟成の特別アイテム「グリーディーエンジェルズ」として、世に送り出されることになるのです。

今回は、このグリーディーエンジェルズのシリーズから、10年ものを2アイテムご紹介。どちらも、2019年5月に惜しまれつつ亡くなった、アムルットのチェアマン(=会長)であるネール・ジャグダル氏の名を冠したアイテムです。

☆アムルットAMRUT☆

アムルット シングルモルト ウイスキー グリーディーエンジェルズ チェアマンズリザーヴ 10年 55%
AMRUT SINGLE MALT WHISKY GREEDY ANGELS CHAIRMAN’S RESERVE 10 YEARS OLD 55%

Greedy Angels = 欲張りな天使
エンジェルズシェアが多い、インドの環境から名づけられました。スコットランドが2%程度なので、その多さは桁違いです。

熟成のスピードは早まりますが、それは樽の中身が急速に目減りしていくということでもあるのです。例えばアムルットで10年熟成させた場合、実に樽の中の80%がエンジェルズシェアとして失われる計算になります。
欲張りと言われてしまうのも、納得の飲みっぷりですね。

こちらの商品は、バーボン樽で10年熟成させています。
アーモンドのような味わいとなめらかさ、余韻の柑橘のニュアンスは、スタンダード商品とはひと味違うアムルットの魅力が感じられます。
全世界で数量限定でリリースされることから、 各国でも取り合いになるほど。
輸入本数は9本とごくわずかなため、お早めに。

【テイスティングノート】
香り:マジパンを思わせるアーモンドの香り、トフィー、ココナッツフレーク、バニラの鞘のような香り。

味わい:アーモンドケーキ、甘みのあるオレンジ、フルーティーなトフィー、なめらかな味わい。

余韻:ほのかにトフィーを思わせる柑橘系の余韻と爽やかな後味が続く。

アムルット シングルモルト ウイスキー グリーディーエンジェルズ ピーテッド シェリーフィニッシュ チェアマンズリザーブ 10年 60%
AMRUT SINGLE MALT WHISKY GREEDY ANGELS PEATED SHERRY FINISH CHAIRMAN’S RESERVE 10 YEARS OLD 60%

こちらは、全世界で324本限定の、10年もの+ピーテッド+シェリー樽熟成!日本輸入は、3本のみのアイテムです。

アムルットでは、ピーテッドの製造に使用する原料の麦芽は、全てスコットランドからの輸入。それをアムルットで粉砕し、糖化し、発酵、蒸留をしているのです。

そして肝心の樽。
「シェリーフィニッシュ」とありますが、通常の意味とはちょっと違っているようです。なんと、まず最初に詰められたのが、ペドロヒメネスシェリー樽。そこで7年熟成させ、その後の3年をバーボン樽と100リッターの新樽に樽替えをしたそう。
シェリー樽の影響とピーティーさは、クセになるバランスです。

湿度が低く温度が高いインドでは、熟成が進むにつれて、水分がより多く蒸散していくのも特徴のひとつ。
これにより、長期の熟成ではアルコール度数が減るのではなく、むしろ凝縮され度数が高まっていくことになります。過去には原酒で71%というものもあったので、こちらも60%と高い度数ですが、加水をしているものと思われます。

【テイスティングノート】
香り:シェリー樽の影響を色濃く感じる香り、香ばしいスパイス、アタックの強いアルコール感。加水により、オレンジキャンディーのような香りに、ナツメグやオールスパイスのような香辛料の香り。

味わい:まず初めにウッディーさ、続いて強いアルコールを感じ、クレームブリュレのようなバニラの味わい。加水すると、イチジクやオーク、バニラ、ハチミツ、青い草のような味わい。ほのかなピートの味わいが漂う。

余韻:ドライでピーティー、舌先に感じる刺激と塩気のあるアーモンド、程よく続く余韻。

どちらも、大変希少で高価なアイテム。
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