
フェイブルは、スコットランドのインディペンデント・シングルカスク & ブレンデッド・モルトウイスキー・ボトラーです。単にウイスキーをボトリングするだけでなくFABLE(寓話)という名の通り、スコットランドの伝説を、アートを通じて蘇らせます。ユニークな味わいと魅力的なキャラクターを備えたシングルモルトをご紹介します。
原酒は、スコットランドの数多の蒸留所から独自に調達して熟成。厳選した樽をシングルモルトとしてボトリングさせるほか、ブレンデッドモルトも手がけています。シングルカスクウイスキーは、すべてカスクストレングス、ナチュラルカラー、ノンチルフィルターでボトリング。数量限定で、全てのボトルにカスクナンバーとリリース本数が記載されています。
高い品質のスピリッツを、クリエイティビティへの情熱を共にボトリングすることが、フェイブルだけの魅力と言えるでしょう。

クリエイティブ・チーム
ブランディング&デザイン:GP スタジオ

GPスタジオのビジョンは神秘的で想像力に富んだ、魅力的でユニークな世界を創造し、ウイスキー愛好家を興奮と発見の旅に導くこと。「クランヤード湾の幽霊バグパイパー」の伝説を、細部に至るまで綿密に検討しながら作り上げました。
GPスタジオは何十年にもわたって蓄積された経験から、個性的なブランドづくりを得意とするクラフトマンのチームです。



ビジュアルアーティスト:
Hugo Cuelar
<ヒューゴ・クエラー>
ボリビアのサンタ・クルス出身、エジンバラ芸術大学でアートを学んだ、才能あるイラストレーター兼アニメーター。「美しくねじ曲がった」心を持つ、と評されています。
スコットランドとイングランドのアニメーション業界で15年以上のキャリアを持ち、テレビシリーズから短編映画、CM、広告のほか、子供向け雑誌のイラストレーターとしても活躍しています。
クリエイティブ・ライター:
Des Waddy
<デス・ワディ>
ブランディングやコピーライティングで30年以上のキャリアを持つデスは、クランヤード・ベイの伝説を魅力的な物語に生まれ変わらせました。
「デスクに向かっていると、アイデアと情報の間のどこかに、常に素晴らしい場所がある」と語っています。
ナレーター:
Jeff Rawle
<ジェフ・ラウル>
1973年にテレビドラマ「ビリー・ライアー」にて、主役のビリー役で華々しくデビュー。以来、テレビ、舞台、映画で活躍し、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」ではセドリック・ディゴリーの父親アモス・ディゴリー役を演じています。
俳優以外でも、「グレアム・ヤング毒殺日記」や「フー・ゴーズ・ゼア」の脚本を手がけています。
Vol.1
The Ghost Piper of Clanyard Bay
(クランヤード・ベイのゴースト・パイパー)


舞台となったクランヤード・ベイ(湾)は、スコットランド南西部に位置しています。その近くには大きな港町ストランラーがあり、北アイルランドとフェリー航路で繋がっています。
「クランヤード・ベイのゴースト・パイパー(幽霊バグパイパー)」の伝説は、湾の地下に複雑なトンネルの迷路があり、海岸に沿って洞窟が通っていたという言い伝えに基づいています。そのトンネルには邪悪な妖精たちがいると信じられており、近づく人はいなかったと伝えられています。
この伝説をクリエイティブ・ライターであるデス・ワディが再構築。ビジュアルアーティストのヒューゴ・クエラーが作画を手がけ、ジェフ・ラウルがナレーターを務めて物語に命を吹き込み、ひとつのアニメーションムービーが完成しました。
この物語に登場する11の象徴的なキャラクターや印象的なシーン。これらを11のシングルカスク・ウイスキーとリンクさせたのがフェイブルの最初のシリーズです。クリエイターチームが生み出した魅惑的な世界観と共に、個性豊かなウイスキーを楽しむことができます。
2022年9月より、ファーストリリースの全11作をチャプターごとに発売開始。
そして、2023年6月からは、セカンドリリースとして、同じラベル・同じ蒸留所のカスク違いのボトリングが発売。毎月1アイテムずつリリースしています。
ラインナップ
<ファーストリリース>
チャプター1 “クランヤード” カリラ 2010 11年
CHAPTER 1 “CLANYARD” CAOL ILA 2010 11YO CASK #318079 59.6%
シリーズ最初のボトルは舞台のクランヤードの特徴を反映した、アイラモルトのカリラ。2010年蒸留の11年熟成品です。
かつてクランヤード・ベイの上にあった小さな集落を、小さな島の海沿いにある蒸溜所になぞらえました。
カリラは偉大なアイラ・シングルモルトのひとつ。「アイラ海峡」を意味するその名の通り、潮騒が響き、海風が吹き抜ける素晴らしい場所に建っています。
樽を選ぶ際に追求したのは、カリラらしい上品な焦がしたレモンピールとすっきりとしたスモーキーな味わいでした。
リフィル・ホグスヘッド熟成で、蒸留所のスタイルを強調。
繊細な複雑さが層になり、カスク・ストレングスでその素晴らしい表現をそのままにボトリングしています。
<セカンドリリース>
<ブレンデッドモルト>
ブレンデッド モルト バッチ 3 ザ・キャプテンズ・ドーター
BLENDED MALT BATCH 3 “THE CAPTAIN’S DAUGHTER” 8YO 46.5%

2023年6月19日発売。
フェイブルの手がけるブレンデッドモルト。
シングルモルト同様、ストーリーとともにお愉しみいただくシリーズです。
最低8年熟成のシングルモルトを巧みにブレンド。
ノンチルフィルター、無着色で、原酒の特徴を引き立てる、46.5%というこだわりのアルコール度数でボトリングされています。
「グローバル・スコッチウイスキー・マスターズ2023」にて銀賞受賞。
ブレンデッドモルト バッチ4 ザ・フィーンディシュ・キング 5年
Blended Malt – Batch 4 “The Fiendish King” 5YO 46.5%

2023年11月30日発売。
本作も「クランヤード・ベイのゴーストパイパー」のスピンオフとなる、ストーリーとイラストが展開されています。
物語は洞窟に取り残されたバグパイパーが、悪い妖精たちの王になるという急展開。ラベルに再び登場する猟犬も、重要な役割を果たしています。
ウイスキーはEXバーボン樽、ホグスヘッドで最低5年熟成されたシングルモルトをブレンド。
世界9,000本の限定リリース。