【リポート】プロローグW発表会 for Professional in 静岡

6月7日に、静岡県内の酒販店・料飲店のみなさまを対象とした、プロローグWのリリース発表会をいたしました。
今回の発表会では、製造課長の大野道章も初登壇。代表の中村大航とともに、静岡蒸溜所での日々のウイスキー造りや、KとWそれぞれの蒸留機から生み出される原酒の特徴など、製造担当者からの目線でもお伝えすることができました。

本日は、そんな当日のイベントの模様をリポートします。


プロローグW発表会 for Professional in 静岡


6月19日の発売も迫った、プロローグW。ガイアフロー静岡蒸溜所のシングルモルト第2弾です。

リリースに合わせ、静岡蒸溜所がどのようなウイスキー造りをしているのか、プロの方を対象に発表会という形式でご紹介することにしました。

リハーサル中のトラブルなどもありつつ、なんとか開場の時刻に。続々と、参加者のみなさまが受付にやってきます。

会場の壇上左手には、シングルモルト第1弾のプロローグK。そして右手には、リリース直前のプロローグWを並べ、みなさまをお出迎えします。

そして、いよいよ発表会がスタート。
まずは自然いっぱいの蒸溜所周辺の環境を動画でご覧いただいたところで、代表の中村大航の登場です。

静岡蒸溜所の和の雰囲気を感じさせる外観や、静岡の杉を使用した発酵槽などの設備についてお伝えしました。

そして、地元で栽培いただいている大麦や、あらたに研究されている酵母の話も。

そして、静岡蒸溜所を特徴づけるもののひとつ、蒸留機。
プロローグKで使用された、軽井沢蒸留所から移設された蒸留機K。

そして、世界でも類をみない、薪を燃料に蒸留する蒸留機W。

薪の直火蒸留機の様子を動画でご覧いただいた後、製造課長の大野道章も登場です。製造課長ということもあって、普段は製造現場で管理監督をする立場。直接お客様の目の前に立つ機会は、今回が初めてなので、ちょっと緊張気味です。

大野「Kはやっぱり軽やかな味わいだと思います。薪直火のWの方は、釜の下を直火で加熱しているということもあり、トーストのような香りがあるのが特徴です。あと、余韻が長いということも、直火で加熱していることによるものと思います。」

使用する薪は、最低でも2ヶ月程度乾燥させたもの。間伐材のため、大きさなどはバラバラですが、ひとつひとつきこりさんの手で割っています。

大野「薪の炎はかなり熱く、ヘルメットと耐火用の服・手袋をつけて作業にあたります。これがないと火傷するくらい熱いです。」

写真の大野の服装も、実は耐火仕様。製造のスタッフは、全員これを着用して作業をします。15分〜20分ぐらいに一度、状態を確認しながら薪をくべています。

写真は、発酵槽のお手入れを説明しているところ。夏場は、湿度も高く、木製の発酵槽はカビとの戦いです。毎日、空にした発酵槽は、ひとつひとつ丁寧にスタッフが30分〜40分かけて手で洗い、最適なコンディションを保つようにしているのです。

忍耐も根気もいる大変な作業です。

そして、テイスティング。
今回は、4種類のアイテムをご用意しました。

  • ニューメイクK
  • ニューメイクW
  • プロローグK
  • プロローグW

それぞれの蒸留機の蒸留したてのニューメイクスピリッツと、製品として世に出す3年熟成のプロローグ。熟成によりどのような変化を遂げるのか、実際に味わっていただこうという趣向です。
お水は、静岡蒸溜所の仕込み水をご用意しました。

ニューメイクは、度数が63.8%ということもあり、まずは香りでの違いを。
大野「Wの方は、トーストした感じが出ているかと思います。Kの方は軽い味わいを感じられるかと思います。」

続いてプロローグの試飲。

大野「Kは、ピーテッドの原酒の熟成状況がすごく良くて、多めに使用しています。Wの方は、もう少し優しい感じの仕上がりになっています。」

中村「Kは、樽空けから時間が経って、だいぶこなれてきた印象ではないでしょうか?3割程度がピーテッド原酒ということもあって、ウイスキーらしさを感じていただけるかと思います。」

続いて、プロローグW。

中村「Kに比べて、Wの方はボディ感があり、飲んだ後に舌の上で厚みを感じるというか。その辺りが、Wの面白さかと思います。」
大野「薪直火は、最初すごく苦戦したということもあり、状態をすごく心配していました。でも、実際出来上がってきたものを味わってみると、味わいや余韻の長さがとても良く出ているようになったかと思います。」

プロローグの両商品は、これまであまりリリースされていない国産の麦芽をふんだんに使用したもの。国産だからこその味わいを堪能していただければ幸いです。

大野「弊社は、今9人体制で製造をしています。みんなで日々の発酵や蒸留を研究しながら作業をしています。それが少しでもみなさまに届くようがんばります。」

リリースは、6月19日。
ぜひ、お近くの酒販店様やバーで飲んでいただければ嬉しいです♪

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