【イベント】静岡クラフトビール&ウイスキーフェア2018レポート!(第1回/全4回)

7月28日(土)、29日(日)に開催された「静岡クラフトビール&ウイスキーフェア2018」。
ちょっぴり遅くなりましたが、静岡フェアのイベントの模様をお伝えいたします。

今回は、初の2日間開催。
土曜日は台風の影響もあり、不安なスタートでしたが、日曜日は打って変わっての快晴。多くのお客様にお越しいただきました!

来場者数は2,200名。
ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございます♪


静岡クラフトビール&ウイスキーフェア2018を開催しました!(第1回/全4回)


意外と大丈夫かも!と思ってしまうような朝の市民文化会館。
10:30〜のチケット販売に向け、ボランティアのみなさんと準備を開始します。

イベント開始前に、28日の出展社のみなさん・ボランティアのみなさんと記念写真。
2日間に渡るお祭りのはじまりです。

10:30〜飲食チケットの販売を開始。受付で、チケットを購入していただきます。
今回のチケットも、10枚綴り2,000円。
どのブースでも使える共通チケットで、自分の好きなものを好きなだけ購入していただけます。

今回は、会場がいくつかに分かれているということもあり、ブース配置などを記載したパンフレットも一緒にお渡ししました。
静岡のバーのみなさまにもご協力いただいて、バーマップもご用意。夜まで楽しめる準備はバッチリです!

予定通り、11:45にメイン会場がオープンとなり、12:00〜オープニングセレモニーが始まります。

まずは、静岡クラフトビール&ウイスキーフェア実行委員会より、実行委員長であるガイアフロー代表中村大航と、副委員長であるアオイブリューイング代表満藤直樹氏がご挨拶。

そして静岡フェアが、今年から静岡市と静岡県の公認イベントとなったことから、静岡市の観光交流文化局局長の中島一彦氏、静岡県の観光交流局の川口茂則氏にご登壇いただきました。

(写真左から)
ガイアフロー代表 中村大航
静岡県観光交流局 川口茂則氏
静岡市観光交流文化局局長 中島一彦氏
アオイブリューイング代表 満藤直樹氏

中島氏からは、力強い応援のご祝辞をいただきました。続いて川口氏からは、記念すべき乾杯のご発声をいただき、みんなで乾杯!

いよいよ、イベントのスタートです。

今回の会場は、静岡市民文化会館の2階〜4階。
出展ブースは、3階「大会議室」「A展示室」と、4階「C展示室」。セミナーは、2階会議室で2日間で合計14コマ開催しました。そのほか、メイン会場である3階大会議室では、随時オープンセミナーやトークショーなど。
盛りだくさんな内容です。

レポート第1回目の今回は、メイン会場でもあった3階大会議室の模様をお伝えします。

3階 大会議室

ビールブース
◎AOI BREWING
◎サムライサーファービール
◎よなよなエール

ウイスキーブース
◎HOROMATA EXPORTS(NZ)LIMITED
◎信濃屋(SHINANOYA)(28日限定)
◎ウイスキー検定・ウイスキー文化研究所(29日限定)
◎ウイスキーファインドbyキムラ
◎ドーノッホ&ブラックアイルbyキムラ
◎ガイアフロー静岡蒸溜所

フード・その他ブース
◎カネロク松本園
◎クラフトチョコレート専門店 Conche
◎玉川きこり社

(順不同・敬称略)

メイン会場ということもあって、まずはこちらの会場のブースからスタートされる方も多かったよう。
ブースごとに、ご紹介します。

<ビールブース>

◎AOI BREWING

地元静岡のアオイブリューイングさん。定番のゴールデンエールやアルトに加え、今年は限定のフルーツエールが!!!
地元静岡で収穫される桃を使用した「桃ホワイト」。店舗では、すぐ売り切れになってしまうほどの人気の限定エールだったので、狙っている人も多かったですね。

そして、セミナートップバッターでもありました。

7月28日12:30〜
講師:福山康大 氏(醸造責任者)
タイトル:<実演>誰でもわかるビールの作り方

ビールってこうやってできているんだ!という面白さが伝わったのではないでしょうか。これからビールを飲むときに、思い出してしまうようなセミナーでしたよ♪

◎サムライサーファービール

静岡県内でも見かけることの少ない、貴重なサムライサーファーさんのビール。
ボランティアスタッフが、樽と瓶ビールを提供していました。

さまざまな味わいがあるサムライサーファーさんの限定生ビールは、今回「エキノックス」と「カスケード」の2種類。どちらも1種類のみのホップを使用して醸造されたペールエール。それぞれ、使用したホップの名前がつけられています。

瓶ビールは、サムラーサーファーのフラグシップビールの「レッド」「ブラック」。貴重なビールが持ち帰りできるとあって、すぐに売り切れになる程でした。

◎よなよなエール

よなよなエールやインドの青鬼で知られるヤッホーブルーイングさんのブースでは、今年も貴重な「バレルフカミダス」が提供されていました!
なんとも不思議な名前ですが、ウイスキーの樽(バレル)で熟成させたたビールということで、このような名前がつけられています。静岡のイベントにのみ持ってきていただけるということで、感激です!お客様も興味深く飲んでいらっしゃいましたよ♪

この樽熟成のビールについては、写真左の田上峻氏によるセミナーも。

7月28日16:30〜
講演者:田上峻 氏
タイトル:木樽熟成ビールについて

木樽熟成ビールの製造を担当している田上氏。樽で熟成するということが、ビールにどのような変化をもたらすのか、お話を聞きながら味わえるセミナーとなりました。

また、1時間に1回「よなよなジャンケンチャレンジ」というお遊びタイムも。
ルールは簡単。よなよなプラカップを持って、ブース前に集合し、みんなでジャンケン。勝者には、お好きなビールが振舞われるという、素敵な企画です♪

美味しいビールがかかっているとなれば、みんな真剣。参加したかった!

 

<ウイスキーブース>

◎HOROMATA EXPORTS(NZ)LIMITED

今回、初参加のホロマタエクスポーツさん。ニュージーランドのウイスキーやスピリッツなどを取り扱っていらっしゃいます。
真ん中に並ぶ黒いボトルが、ニュージーランドのウイスキー。ニュージーランド産の麦芽やピート(泥炭)を使用しています。
両端には、バリエーション豊かなジンの数々。何を飲もうか迷ってしまいます。

ホロマタ、というのは人名ではなく、ニュージーランドのマオリ族の言葉で「純粋」を意味するそうですよ。代表をつとめるのは、真ん中に写っている酒詰(さかづめ)智史 氏。お酒に関わるために生まれてきたような、素敵なお名前。お客様の相談に乗りながら、ぴったりの1杯をオススメしている姿が印象的でした。

珍しいニュージーランドのウイスキーについて、セミナーもありました!

7月28日16:30〜
講演者:酒詰智史 氏(代表)
タイトル:ニュージーランドウイスキーの歴史とトムソンウイスキー

画面左端に見えるのは、日本未発売のウイスキー!ホロマタさんで取り扱いをしている、ニュージーランドの「トムソン」というブランドのもの。
ニュージーランドウイスキーの歴史を知りながら、味わうことのできるセミナーでした!

◎信濃屋(SHINANOYA)(28日限定)

酒販店として、そしてインポーターとしても活躍する信濃屋さんにも、今回参加していただきました!

あふれんばかりのボトルの山!
取り扱い商品が多岐にわたる、信濃屋さんならではのラインナップです。

ブースには、プライベートボトルを多く手がける信濃屋さんのスピリッツバイヤー北梶氏の姿も。北梶氏のお話を伺いながら味わうウイスキーは、また格別だったのでは!?

◎ウイスキー検定・ウイスキー文化研究所(29日限定)

ウイスキーフェスティバルでおなじみの、「ウイスキー文化研究所」さん。29日のみでしたが、ご出展いただくことができました!
実は、フルボトルだけではなく、ミニボトルでもたくさんのアイテムを持ってきていただいていたんですよ♪

出版しているウイスキーガロアというウイスキー専門雑誌をはじめ、グッズも豊富。蒸溜所がプリントされたトートバックも大人気でした!

◎ウイスキーファインドbyキムラ

台湾の新進気鋭のボトラー、ウイスキーファインドさん。写真真ん中が、代表のオーディン氏。わざわざこのために、日本に来てくださいました!

写真でわかる通り、たくさんのボトルが並んでいます。ウイスキーファインドが、これまでボトリングして来たアイテムがずらり。こんな風に一度に楽しめる機会は滅多にありません!
東京と静岡の有名バーテンダーさんと一緒に、ひっきりなしに来るお客様の対応をする姿が印象的でした。

もちろん、オーディン氏によるセミナーもありましたよ〜

7月29日12:00〜
講演者:Odin Chou
タイトル:ウイスキーファインドが樽を選ぶ哲学

通販サイトWHISKY PORTの事前予約販売では、いち早く完売となったこのセミナー。
台湾のボトラーとして活躍しているオーディン氏が、樽を選ぶ基準としているものは何か?ということをじっくりお話ししていただきました♪
今までリリースされた、さまざまなボトルの試飲をしながら、そのストーリーを聞ける貴重な機会となりました。

◎ドーノッホ&ブラックアイルbyキムラ

遠くスコットランドから、オーナーのフィル・トンプソン氏が駆けつけてくださった、ドーノッホ蒸溜所ブース。

「ドーノッホキャッスルホテル」という、お城のホテルを経営しているトンプソン一族。大のウイスキー好きだったフィルさんは、兄弟でボトラー事業を始めました。
そして現在は、ホテルの敷地内にジンとウイスキーを製造する蒸溜所を建設。ホテルも、ボトラーも、蒸溜所もやるという、マルチな才能を発揮しています。

ブースには、ボトラーとして詰めた個性的なラベルのウイスキー。ドーノッホで実際に造られているジンも!
また、ドーノッホブースでは、ブラックアイルというスコットランドの瓶ビールも販売していました!

氷で冷やされたビールは、目にも美味しい♪その場で飲むもよし、お土産にもよし。持ち運びできる瓶ビールは、やっぱり優秀ですね。

◎ガイアフロー静岡蒸溜所

そして、ガイアフロー静岡蒸溜所ブース。
地元静岡ということもあって、たくさんのお客様にお立ち寄りいただきました♪

やっぱり気になるのは、どんなウイスキーが造られているのか、ということ。プライベートカスクで樽詰めされるニューメイクや、数ヶ月熟成させたニューボーン(カスクサンプル)などを味わっていただきました!

また、輸入した珍しいアイテムも、ずらりと揃えてみました♪
ウイスキー自体初めてという方も多かったようですが、そこはお酒好きな参加者のみなさん。いろいろな味わいを積極的に楽しんでいらっしゃいました。
インドのアムルット蒸溜所、スウェーデンのボックス蒸溜所など、スコットランド以外で製造されるウイスキーも人気でした!

セミナーは、10月から3年目を迎える静岡蒸溜所のウイスキー造りについて。

7月28日14:30〜
講演者:中村大航(代表取締役社長)
タイトル:3年目を迎える静岡蒸溜所の酒造りとは

熟成前のニューメイクや、ブースではお出しできなかった貴重なカスクサンプルを含め、試飲アイテム8種類!
これまでの試行錯誤と、これからの新たなる試み。みなさんにお伝えできていたらうれしいです♪

<フード・その他ブース>

◎カネロク松本園

日本初の燻製茶の販売をしている、カネロク松本園さん。静岡で収穫されたお茶を使い、ウイスキーの樽のチップで燻製をしているそうです。

グラフィカルなパッケージもとってもオシャレですよね〜

ボトルに入った燻製紅茶の展示もあって、一瞬ウイスキーかと思ってしまいました!
普段知ってるお茶とは、ひと味もふた味も違う燻製茶。静岡の名品として、みなさまに知っていただけたのではないでしょうか。

◎クラフトチョコレート専門店 Conche

カカオ豆から焙煎をして、無添加のチョコレートを作っているコンチェさん。産地によって味わいが異なるカカオ豆を、地元静岡の素材と組み合わせています。

例えば、ガーナのカカオ豆に駿河湾深層水の平釜焚き大粒塩をトッピングしたチョコレート。優しいしょっぱさで、チョコの甘さが引き立ち、ウイスキーにもぴったり。

また、夏ということもあってアイスクリームも!!!ひんやり滑らかなチョコレートアイスは、口休めにも◎
大人の味わいで、召し上がっているお客様をよく見かけました。

◎玉川きこり社

静岡市は、林業が盛んな土地。「木こり」を職業としている方がいます!それが、玉川木こり社さん。
ガイアフロー静岡蒸溜所で使う、薪も加工をしていただいています。

この日は、スモークナッツを販売していました。

このスモークナッツ、伐採した山桜やナラの木で燻製したものなんです。やっぱり、お酒とナッツっていい組み合わせですよね〜

カリカリしたナッツの歯ざわりと、ふんわりと鼻に抜けるスモークの香り。手が止まらなくなってしまう、絶品でしたよ♪

メイン会場は、無料のオープンセミナーやトークショーもあり、和やかなムード。一人で来た方も、気付けば同じテーブルの方とおしゃべり。いろいろなグループが、それぞれのおすすめを紹介したりしていました。

美味しいお酒は、ついつい杯が進んでしまいますよね。

くれぐれも、飲みすぎ注意!ということで、今回静岡市上下水道局のご協力で、美味しい静岡のお水をペットボトルでご用意していました!

実は静岡市の水道水は、日本でも1、2位を争うほど美味しいのです。なぜなら、「平成の名水百選」にも選ばれた、安倍川水系の地下水を使用しているから。それをペットボトルにしたのが、このお水です。

メイン会場前、3階チケット売り場脇で配布をしていました。県外からいらっしゃった、たくさんのお客様に静岡の美味しいお水も飲んでいただけましたよ♪

 

ということで、第1回目は3階大会議室の模様をお伝えしました!
次回もお楽しみに♪

 

(写真撮影:冨田和政氏、石原達也氏)

 

静岡クラフトビール&ウイスキーフェアレポート!(第2回/全4回)

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【メディア】毎日新聞 2024年11月24日 「飲みごろは30年後? 100%静岡ウイスキー、樽も地元産に」

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