【メディア】日本経済新聞 2023年8月8日「しずおか 酒新時代」

日本経済新聞の「しずおか 酒 新時代」という特集の第一弾として、静岡蒸溜所をご紹介いただきました!

しずおか酒 新時代(1)県産品で蒸留酒、新興が汗

ウイスキー、発酵槽に近隣の木材 ジン、原料に茶葉やハーブ

静岡で蒸留酒づくりが活気づいている。新興勢力が担い手となり、工程で県産木材を使ったウイスキーや、県産の茶葉やキンカンを使ったジンを生産する。熟成前から木樽単位で売るオーナー制度やNFT(非代替性トークン)など販路開拓のアイデアも競い合っている。

JR静岡駅から車で40分ほど走ると、森林と川に囲まれた一角に「ガイアフロー静岡蒸留所」が現れる。7月末の昼ごろに訪れると蒸留器の薪をくべたり、蒸気の量を調整したりする若手の職人たちが汗を拭きながら作業にあたっていた。

「ウイスキー好きが高じて、自分でもやってみようかなと」。代表を務める中村大航さんは元々精密部品メーカーの経営者だった。2012年に英スコットランドを訪れた際、小規模で歴史も浅いながら世界の注目を集める数々の蒸留所に衝撃を受け、ウイスキーづくりを決意した。

ウイスキーは主に4つの工程を経てつくられる。(1)原料の大麦を砕いてお湯と混ぜる糖化(2)酵母を加える発酵(3)火を入れてアルコール度数を高める蒸留(4)木樽に入れて寝かせる熟成――だ。

静岡蒸留所は「オクシズ」と呼ばれる立地を生かし、県産の素材にこだわる。発酵槽のいくつかや火入れ用のまきには近隣の木材を使用。水は南アルプスを源流とする天然水だ。将来的には麦芽まで静岡にこだわるウイスキーの蒸留や、県産ミズナラ木樽での熟成を目指している。

ウイスキーは一般的に熟成期間を経るため、製造から販売までの期間が数年と長い。一方で蒸留器や発酵槽、熟成用の倉庫など初期投資がかさむ。この課題を克服するため、16年に初めて蒸留した際、熟成前に木樽単位で販売する「プライベートカスク」を導入した。

現在取り扱うブランドは、軽井沢の蒸留所から仕入れた蒸留器を使う「K」、じか火加熱で蒸留した「W」、そして2つを掛け合わせた「S」の3つ。県内の酒販店を中心に販売し、入荷後すぐに売り切れる人気ぶりだ。24年から生産量も増やすため、現在1シフト制で運営する蒸留所を2シフト制にする。

三島市で5月、新たにウイスキーづくりへの挑戦を始めたのは、東京・渋谷に本社を置く新興のバーボンウイスキーメーカー「ウイスキーアンドコー」だ。蒸留所には国の登録有形文化財で旧洋品店の「懐古堂ムラカミ屋」を選んだ。

販路は主に三島市内を想定する。市外向けにはNFTを発行しており、保有すればウイスキーの購入権などを提供する。クラウドファンディングのような仕組みでトークンを発行し、運転資金に充てるという。

沼津市のFLAVOURは静岡産の茶葉やハーブ、キンカンといった原料を使ったジンを製造する。同市出身で代表の小笹智靖さんは元々バーの店主だった。京都で飲んだクラフトジンのおいしさに感動し、蒸留所設立に動いた。

「富士山の伏流水に加えて(香りの原料である)ボタニカルが豊富。クラフトジンづくりに静岡はうってつけだ」。ジンはウイスキーと違い、熟成期間が2週間程度。比較的小規模な施設でも特色あるジンを送り出せる。

沼津蒸留所の生産量は21年度に約2000リットル、22年度は4000リットルと伸びてきた。「収穫量が少ない農産物でもジンなら利用できる」。今後の新商品としてワサビやぶどうの一種であるピオーネを生かした商品作りに取り組む考えだ。

(佐伯太朗)

蒸留酒や日本酒、クラフトビールなど、多様な酒のつくり手が静岡で活発に動き出した。地域性を生かし、新しい酒づくりに挑む動きを探る。


日本経済新聞のオンラインサイトでは、まとめ記事もご覧いただけます。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC09C6L0Z00C23A8000000/

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