静岡蒸溜所のシングルモルトに、アート作品をあしらった新シリーズが誕生します!
第一弾は、加藤単駆郎氏が描いた「ポーティアス・モルトミル」。ユナイテッドSの新デザインラベルのバックラベルで、ダブルフェイスとしてお愉しみいただけます。
また本作では、アートラベルが径の大きいボトルの方がより良く見えるため、700mlボトルを復活しました。静岡蒸溜所で今も活躍するモルトミルの製造年をそのままリリース本数とし、1,989本のみの数量限定となります。
静岡初のアートラベル

本作は、ボトルのバックラベルにアート作品を展示するシリーズ「ザ・ギャラリー・ビヨンド」の第1作となります。
ボトルの背面(ビヨンド)にアートラベルを展示するとともに、バックバーにボトルを並べたとき、そこがカウンター越し(ビヨンド)のギャラリーになるという意味もあります。
ウイスキーを飲むだけでなく、棚に飾って鑑賞することもでき、コレクションにもピッタリです。
静岡蒸溜所では、本シリーズの構想を長年かけて練っておりましたが、ようやくスタートの準備が整いました。
その記念すべき最初のラベルは、加藤単駆郎氏が描いた「ポーティアス・モルトミル」です。
加藤氏は静岡が誇るプラモデルメーカー「ハセガワ」のボックスアートを数多く手がけるイラストレーターです。
今回、静岡蒸溜所で活躍しているスコットランドのポーティアス製の麦芽粉砕機(1989年製造モルトミル)を細部に至るまで完璧に描写していただきました。
本作品の制作には、着手から完成まで3年近い年月を要しました。ミリタリー物や工事車両などを得意とする加藤氏ならではの緻密かつ剛性感溢れるタッチで、年季の入った英国製マシーンが見事に表現されています。
ポーティアス・モルトミル


ポーティアス・モルトミル(麦芽粉砕機)は、スコットランドの多くの蒸溜所で使われている名機です。
ウイスキー造りは、粉砕の出来具合によって、この後の糖化、発酵工程に大きな影響を及ぼし、最終的には原酒の品質を左右します。そのため、粉砕は最初の重要な工程なのです。
モルトミルは、内部に2本ペアの鋼鉄製ローラーを上下に2組、計4本備え、上部から投入した麦芽をローラーで挟んで粉砕し、下に排出します。
英国リチャード・サイザー社ポーティアス部門のモルトミルは、頑健で高性能のため故障が起こらず、新規の受注がなくなり製造中止となってしまいました。現在も世界中のウイスキー蒸溜所で活躍していますが、中古品での入手はほぼ不可能という非常に希少な存在です。
日本国内では2基しか稼働しておらず、そのひとつが静岡蒸溜所にあります。
1989年に造られた一台が海を渡り、今はなき軽井沢蒸留所の設備として稼働していました。2016年に静岡蒸溜所に移設されて以来、大切に手入れをしながら現役で稼働しています。静岡はジャパニーズウイスキー界の遺産を継承しているのです。
この希少なモルトミルを記念し、当ファーストリリースの販売本数は製造年そのままの1,989本となっています。
作家 加藤単駆郎氏

加藤 単駆郎氏 プロフィール
秋田市生まれ。
アニメーション背景制作の経歴を経て、イラストレーションアーティストとして活動。
模型メーカー 株式会社ハセガワ専属で、艦船や航空機プラモデルのボックスアートを描く仕事を機軸としている。
代表作:
ハセガワ ワールドサイエンスシリーズ しんかい6500
ハセガワ 局地戦闘機 震電『ゴジラ-1.0』劇中登場仕様 他多数
SNS:
https://x.com/TankroKato
https://facebook.com/TankroKato
https://www.instagram.com/tankro_kato/
加藤単駆郎氏より、リリースによせて
このたび、静岡蒸溜所の新シリーズ「The Gallery Beyond」の第一作として、私の作品を採用いただけることを大変光栄に思います。
蒸溜所で今も現役で稼働するポーティアス・モルトミルを描く機会をいただけたことは、作家として忘れられない経験となりました。
私と当蒸溜所との出会いは、中村社長がわざわざ静岡から東京での私の個展に足を運んでくださったことに始まります。
そこでのご縁から、「ぜひ蒸溜所の機械や建物を絵にしてほしい」という熱い思いを伺い、そのお気持ちに心を打たれ今回の作品へとつながりました。
私自身は静岡の地場産業である模型のボックスアートを長く手がけておりますが、絵描きが頭の中で思い描いた理想の造形を、その通りに絵の中で表現できるようになるまでには、長い年月の修行が必要です。
それはきっと、理想の味に近づけるべくトライ&エラーを繰り返し、じっくりと時間をかけて職人の手で磨き上げられるウイスキー造りとも通じるものがあるのではないでしょうか。
模型と同じように、ガイアフロー静岡蒸溜所が地域に深く、末永く根付いてほしい――そんな思いを込めてこの作品を描いています。
ウイスキーとともに、私の絵もお楽しみいただければ幸いです。
加藤 単駆郎
ユナイテッドS

ポットスティルWとポットスティルKの共演
静岡蒸溜所の象徴ともいえる2基の蒸留機。
蒸留機W(写真左):
薪直火蒸留機。リッチで香ばしい、コクのある味わい。
蒸留機K(同右):
旧軽井沢蒸留所から移設された蒸気加熱式蒸留機。軽やかで華やかな香り。
国産や海外産の多様な産地の麦芽を使ってそれぞれ蒸留し、バーボン樽を主体に個別に熟成。
それぞれの原酒が融合した、静岡のハウススタイルを体現するシングルモルトが「ユナイテッドS」です。
ストレートはもちろん、ロックやハイボールでもお愉しみいただけます。
日本大麦と外国産大麦のシンフォニー

原材料の大麦には、日本産大麦を一部使用。国内で栽培される大麦は収穫量が少なく、非常に希少です。外国産大麦(英国/ドイツ/カナダ/オーストラリアなど)は多様な品種を使用し、見事なハーモニーを奏でます。
大麦の産地ごとに仕込み、ニューメイクスピリッツは混ぜることなく、樽詰めして熟成させています。
熟成後はそれぞれの特徴を活かし、調和の取れた味わいを目指して最終的なブレンドが決定します。
外国産大麦の力強くどっしりとした味わい、国産大麦の繊細で柔らかな味わい。そして英国産ピーテッド麦芽によるスモーキーなニュアンスをアクセントにした、飲み飽きないバランスの良さが特徴です。
700mlボトルが復活

シングルモルト静岡は、多くの皆様の手に渡ることを目的に500mlボトルでのリリースを重ねてまいりました。
当シリーズではアートラベルが径の大きいボトルの方がより良く見えるため、700mlボトルを復活させました。
ブレンドは、従来品のユナイテッドSと原則的に同じ配合で行なっています。
現行の「ユナイテッドS 500ml」は変わらず定番アイテムとして、定期的にリリースしてまいります。
「いつものS」と「特別なS」、どちらもご愛顧くださいますようお願いいたします。
商品概要


商品名 | ガイアフロー シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ユナイテッドS ザ・ギャラリー・ビヨンド 「ポーティアス・モルトミル」 GAIAFLOW SINGLE MALT JAPANESE WHISKY SHIZUOKA UNITED S THE GALLERY BEYOND “PORTEUS MALT MILL” 50.5% |
アルコール度数 | 50.5% |
内容量 | 700ml |
蒸溜所名 | ガイアフロー静岡蒸溜所 |
種別 | ジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト(日本製造、英国製造、その他) |
販売本数 | 1,989本 |
希望小売価格 | 9,790円(税込/本体価格8,900円) |
発売日 | 2025年9月中旬 |
販売方法
全国の酒販店様及び通販サイトWHISKY PORT
【カスクオーナー様向け優先販売】
ボトリング可能期間前(樽詰めから3年以内)のカスクオーナー様向けの特別優先販売をいたします。
ご購入方法については、9月1日以降にご登録のメールアドレスにお送りいたします。
【WHISKY PORT会員及びメールマガジン会員様向け抽選販売】
WHISKY PORTでの抽選は、9月14日までにご登録いただいたWHISKY PORT会員及びメールマガジン会員のみにお知らせいたします。
*エントリーメールの配信は9月中旬を予定しています
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