静岡大麦、2025年は豊作です!

静岡蒸溜所では、地元・静岡県産の原料を用いたウイスキーづくりの一環として、焼津市内の契約農家と連携し、大麦の栽培を行っています。

2025年も見事な麦秋を迎えました!

毎年、蒸溜所スタッフが生育状況を確認し、栽培について学ぶ機会を設けています。こちらは今年5月の圃場視察の様子から。生産者、JA大井川のみなさまと一緒に記念撮影!

昨年は春の大雨にたたられて、収穫量が大きく減ってしまいましたが、今年は春先から好天に恵まれ、全体的に生育は良好。適度な降雨と日照に支えられ、病害の被害も少なく、健康な穂をたくさんつけてくれました。

地元農家の方々は、ウイスキーの原料としての品質を意識しながら、毎年工夫を重ねて取り組んでくださっています。

静岡県は、日本国内で大麦を栽培している地域として、最も温暖な気候です。大麦の栽培が長らく途絶えていたこともあり、全てがトライ&エラーの繰り返しになりますが、ここ数年の栽培経験を通じて、静岡県中部での畑の選定、湿害対策、病害への対応など、徐々に「静岡産大麦」のノウハウが蓄積されてきています。

そして5月下旬の麦秋の空の下で、静岡大麦の収穫作業が無事に行われました。今年は作付け面積を増やしたこともあり、収穫量は過去最高となりました!

10年前に始まった、静岡大麦ウイスキーへの挑戦。最初は小さな取り組みから始まりましたが、自治体や農業関係者のみなさまの協力の下、年々、着実に前進して規模を拡大してきています。

静岡で採れた穀物を原料にすることで、より風土に根ざした静岡らしい味わいを表現することができると信じています。

静岡蒸溜所では、すでに静岡大麦で仕込んだウイスキー原酒が数百樽、熟成を重ねています。多くのみなさまにお届けできるようになるまで、もうあと少しだけお待ちください。

日本のクラフトウイスキーづくりにおいて、いま「地元産大麦」を取り入れる動きが全国的に広がっています。静岡蒸溜所は、他に先駆けて「100%地元大麦産ウイスキー」造りに取り組んでいます。


静岡蒸溜所は、その創立の企画段階から、国産の大麦を使うだけでなく、静岡県内で栽培した大麦でウイスキーづくりをしようという構想がありました。しかし、これは常識外れの発想でした。

静岡蒸溜所の建設を発表した2015年、当時のジャパニーズウイスキー業界では「100%地元産大麦で仕込む」というコンセプトは存在してませんでした。

ジャパニーズウイスキーで使われる大麦麦芽は、ほぼ全てが外国産のウイスキー専用品種でした。理由は、遙かに安価で、安定供給されているからです。日本産の大麦麦芽を使うことは経済合理性が無いとともに、ウイスキーの原材料には向かないという考えが常識でした。

実は、本場スコッチウイスキーでも大麦の原産地を規定する法律は無く、かなり多くの蒸溜所が英国以外の国の大麦を使用しています。しかしそれでも、地元大麦にこだわり、「テロワール」を大切にしている例も確かにありました。

そんな状況の中、静岡蒸溜所はナゼ、静岡の大麦、日本の大麦を使うことを目指したのか?

ジャパニーズウイスキーを造るからには、日本の大麦、静岡の大麦で仕込んだお酒を飲んでみたいと思ったからです。世の中に無いものは、自分で造るしかありません。

日本酒や日本ワインでは、原材料の品種や田畑の違いで、それぞれ大きく味わいが異なっています。もしかしたら、ウイスキーでもその違いを感じ取れるのではないか? 静岡で育った大麦を使ったら、どんな味わいになるのだろうか?

そんな疑問が湧いてきてしまったからには、実際に確かめてみよう!と考え、スタートしています。

その経緯は、こちらに詳しくまとめられています。


プロジェクトの最初の結晶として、2023年には「100%静岡大麦」ウイスキーが誕生。わずか306本のみのボトリングでしたが、驚くほどフルーティーな味わいが特徴です。

さらに2024年には、静岡産のミズナラで樽を造り、静岡大麦100%原酒を熟成させるという、さらに純度の高い「静岡ウイスキー」にも着手しました。

いまや全国に広がった「地元産大麦でのウイスキーづくり」。

静岡蒸溜所は2015年の発表当初から「100%地元産大麦ウイスキー」という新しいコンセプトを掲げ、地道に挑戦を続けてきました。それは単に「地元で育てた原料を使う」ということではなく、静岡の風土と情熱をウイスキーに映し出そうとする試みです。

「静岡らしいウイスキー」を目指す、その挑戦をこれからも続けてまいります。

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073 静岡蒸溜所

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